オープニングラップからトップにたったロレンソ#99がレースをリードする。
第5戦イギリスGPが、6月20日、イギリス、ノーザンプトン近郊のシルバーストーン・サーキットで開催された。ここでのロードレース世界選手権開催は、1986年以来の24年ぶり。
予選は、今シーズンで最も激しいアタック合戦となり、ホルへ・ロレンソ(ヤマハ)が、セッション終盤にトップタイムをマークしてPPを獲得。初めてのこのコースでホンダ勢の中で最も好調な走りを見せたランディ・デ・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)が2番手につけ、3年ぶりのフロントローを獲得。そのデ・ピュニエと激しくポジション争いをしたダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)は3番手。その2人に僅差で続くアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が4番手となった。
決勝では、ポールポジションから絶好のスタートを切ったロレンソがホールショット。トップで1コーナーを立ち上がった後は、ペドロサに追いつかれてバトルとなり何度か順位を入れ替えたが、周回を重ねるうちにリードを拡げ、そのまま独走でチェッカーを受けた。
2位には、予選4番手から好スタートを切ったドヴィツィオーゾが入り、今季ベストリザルトを獲得。
3位には、デ・ピュニエ、ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)、ケーシー・ストーナー(ドゥカティ)とし烈なポジション争いを制したベン・スピーズ(ヤマハ)が入った。
第4戦のイタリアGPで復活の兆しを見せたペドロサは、土曜日の予選と決勝前のウオームアップで、2度の転倒が影響し、8位と不本意な結果に終わる。
結果、ポイントスタンディングでは、ロレンソが一歩リードして115ポイントとなり、それを、78ポイントを獲得し2番手に浮上したドヴィツィオーゾ。73ポイントでペドロサが続いている。
また、青山博一は、朝のウオームアップで転倒。腰を強く打ち、サーキットの医務室からオックスフォードの病院へ運ばれる。再検査と治療の結果、その後の情報はまだ入っていないが、オランダ、カタルニアと続く連戦の出場は微妙な状況となっている。
第6戦は、6月26日のオランダGP。17のコーナーと短いストレートで構成されるアッセン・サーキット。めまぐるしく天候が急変する「ダッチウエザー」も有名なコースで開催される。
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