急遽、代役参戦する秋吉耕佑。まずは完走を目標に決勝に挑む。(写真提供:本田技研工業株式会社)
ロードレース世界選手権第6戦はオランダGP。ダッチTTと呼ばれた頃からの伝統に従って、今年も6月の最終土曜日が決勝となるため、金曜には予選が行われた。
バックストレートのシケインが廃止され、アベレージが向上した今年のアッセンの4.555kmのコースでの予選は、絶好のドライコンディションの中で行われた。結果、トップから1秒差以内にヤマハ、ホンダ、ドゥカティ勢の9台がひしめき合う予想通りの接戦となった。
そんな中、昨年のここオランダGPの覇者でもあり、前回のイギリスGPで優勝したヤマハのJ・ロレンソ(Fiat Yamaha Team)が、1'34.515(303.6km/h)でポールポジションを獲得。この後の決勝に臨む。
2番手は、Honda勢の中で目下絶好調のR・D・ピュニエ(LCR Honda MotoGP)で1'34.797。前戦のイギリスGPで2番グリッドを獲得したデ・ピュニエはここにも好調を持ち込み、午後の予選ではソフトタイヤのパフォーマンスを最大限に生かして、今大会も2番手を獲得。3番手は、1'34.803を記録したC・ストーナー(Ducati Team)。
4番手には、イギリスで3位に入ったB・スピアーズ(Monster Yamaha Tech3)がやはり好調をキープして1'34.926をマークして食い込み、A・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が6番手、サスペンションのセッティングに悩みながらD・ペドロサ(Repsol Honda Team)は7番手となった。
前戦イギリスGPで転倒負傷した青山博一(Interwetten Honda MotoGP)の代役、秋吉耕佑は15番手。初めてのコースを着実に攻略。青山のマシンを徐々に自分のセッティングに変更しつつタイムを上げてきた。決勝レースでの健闘に期待したい。
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