2010年10月11日月曜日

3.021.720km/Lを記録したエコ マイレッジ チャレンジ 2010

「ツインリンクもてぎ」のオーバルコースを25km/h以上で走る参加マシン。


10月10日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で、本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2010 第30 回全国大会が行われた。


この大会は、"1 リットルのガソリンで何キロメートルを走ることが出来るか"燃費の限界にチャレンジする競技会で、参加チーム各々が、創造力を駆使し挑戦するモータースポーツとして、1981 年に第1 回大会が鈴鹿サーキットで開催され、以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが毎年多数参加している。


また、一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感、様々な問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研鑽の機会としても広く社会に認知されている。


今年で30 回目を迎えるこの大会は、世界各国での開催を視野に入れ、よりグローバルな展開に適応するために、これまでの"Honda エコノパワー燃費競技全国大会"の名称を変更。エントリーチームは、合計で449 チーム。


また、参加チームは、グループⅠの中学校クラス、グループⅡの高校クラス、グループⅢの大学・短大・高専・専門学校クラス、グループⅣの一般クラス、二人乗りクラス、市販車クラスに分けられ、国内各クラスのみならず、タイ、中国、ベトナムの3 カ国から4 チームがニューチャレンジクラスに参加した。


参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブ等に搭載されているHonda 4 ストローク50cc がベース(ニューチャレンジクラスのみHonda 4 ストローク50cc 以上150cc 以下)とされ、競技は、「ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ」のオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h 以上で7 周(二人乗りクラス、市販車クラスは3 周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出するもの。


早朝までの雨が路面を濡らしていたが、その後天候が回復、秋晴れ下で大会決勝が行われた。結果、一般クラスで「ATP」が3,021.720km/lの記録でクラス優勝を獲得するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる"最優秀賞 本田宗一郎杯"を受賞した。また、このチームのみが3,000km/lを超える記録を達成した。


3,021.720km/lの記録でクラス優勝と総合優勝を獲得したATPの走行シーン。


<決勝結果・各クラス上位3チーム>
グループI (中学校クラス、エントリー台数21 台)
 1位:川崎市立宮前平中学校A チーム 705.944km/l
 2位:篠ノ井西中Challenger 517.532km/l
 3位:城西川越中学校「欅」GO GO GO 503.204km/l
グループ
II
 1位:松栄高等学校EPL 1,654.556km/l
 2位:千葉県立下総高等学校自動車部B 1,645.612km/l
 3位:千葉県立下総高等学校自動車部A 1,563.226km/l
グループ
III
 1位:名城大学 エコノパワークラブ 1,656.807km/l
 2位:金沢工業大学夢考房プロジェクト 1,634.568Km/l
 3位:日本自動車大学校エコラン部-A 1,458.387km/l
グループ
IV
 1位:ATP 3,021.720km/l
 2位:ホンダカーズ宇都宮北 2,526.459km/l
 3位:TEAM 10X
KUMAMOTO 1,917.722km/l
ニューチャレンジクラス(エントリー台数10 台)
 1位:栃木県立矢板高等学校 OB 1,604.418km/l
 2位:eLITE (中国・広州) 1,292.732km/l
 3. 八千代工業カシワバラレーシング 914.916km/l
2 人乗りクラス(エントリー台数20 台)
 1位:宇都宮工業高校 科学技術研究部 954.473km/l
 2位:栃木県立矢板高等学校 C 817.029km/l
 3位:team CB 609.359km/l
市販車クラス(エントリー台数60 台)
 1位:Little Cubs 315.992km/l
 2位:室蘭工業大学燃費向上研究室原付班 246.568km/l
 3位:東京農業大学OB&長野工業高校 220.771km/l

<特別賞>

最優秀賞・本田宗一郎杯:今大会最高燃費記録を達成したチーム
 グループIV
ATP
デザイン賞:総合的にデザインが斬新で印象的なチーム
 グループIV チーム48
新人賞:グループⅠ、Ⅱの初参加チームで、最高燃費記録を達成したチーム。
 グループI 信州大学付属長野中
 グループⅡ TEAM しょーよー
30th アニバーサリー賞:今年で30 年連続出場しているチーム
 グループIV  T−ONE
 グループIV  TEAM
LUCKY



30回大会となった今回、最優秀賞・本田宗一郎杯を獲得したATPの面々とそのマシン#552。


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