2010年10月30日土曜日

「第14回カフェカブミーティングin青山」が開催される。

来る11月7日(日)、Honda青山ビル1階のショールーム<Hondaウェルカムプラザ青山>で、「第14回カフェカブミーティングin青山」が開催される。このイベントは、1年に1回、スーパーカブのオーナー達が集い、交流を深めることを目的に1997年から毎年開催されている。


今回は、恒例となっている「スーパーカブコンテスト」の参加者による人気投票や、スーパーカブのデザインを手がけたデザイナーの川和さん、渡邊さんが参加する「バイクフォーラム」、また昨年の東京モーターショーに出品されたコンセプトモデル・EV-Cubの特別展示などが行われる予定。


今人気の「スーパーカブ110」のユーザー、歴代の「Cub」ファン、感心がある方々は是非来場をのみならず、世界の名車「Cub」の今を見て、知ることができるイベントでもありバイクファン必見のイベントである。


「第14回カフェカブミーティングin青山」
開 催 日:2010年11月7日(日)
会   場:Hondaウェルカムプラザ青山
      東京都港区南青山2-1-1本田技研工業株式会社Honda青山ビル1階
      TEL:03-3423-4118
      (地下鉄銀座線/半蔵門線/大江戸線「青山一丁目」下車)
スケジュール:09:00 スーパーカブコンテスト受付開始
       10:00 Hondaウェルカムプラザ青山 開館
       11:00 スーパーカブコンテスト受付終了
       13:00 バイクフォーラム(カブ110とEV-Cubのデザイン論)
       14:05 スーパーカブコンテスト表彰式


* 入場料は無料。


* イベント当日は混雑が予想されるため、公共交通機関を利用のこと。

2010年10月28日木曜日

Honda「CBR250R」を発表。

新世代の「CBR250R」は、初代が4気筒であったのに対し、扱いやすさを優先したシングルエンジンとされている。


10月27日、Hondaは、タイの生産会社であるタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッド(以下、タイホンダ)から新型のロードスポーツモデル「CBR250R」をこの11月より発売することを発表した。


このモデルは、開発段階から日本とタイで研究開発を進め、世界各国の多様な嗜好に応えるため、"Sport Quarter for One World, CBR250R"をコンセプトに、初心者からベテランまで幅広い層が、モーターサイクルを操る楽しさを体感できるモデルとして開発された。


エンジンは、扱いやすい新開発の水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・単気筒250cc。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)に加え、O2センサーの採用や、マフラー内に装備した触媒装置(キャタライザー)との相乗効果により、欧州排出ガス基準Euro3、ならびにタイの第6次エミッション規制値に適合する高い環境性能をも実現している。


フレームは、剛性の高いトラス構造のダイヤモンドフレームを採用。軽量・コンパクトで、スポーツモデルとしての軽快なハンドリングと安心感のある操縦特性とされ、車体にはフルカウルを装備し、エンジンやライダーに与える走行風を、最適にマネージメントする形状としながら、先進性の高い造形美溢れるデザインが採用されている。


安全技術においては、250ccクラスのロードスポーツモデルとして世界初となる、コンバインドABSをタイプ設定。コンバインドABSは、前・後輪連動ブレーキシステムCBS(コンバインド・ブレーキシステム)に、急制動時などの車輪ロックを回避するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)を組み合わせ、制動時における車体挙動の安定性をより高めるシステム。なお、現時点でこの「CBR250R」の車両価格、スペック等の詳細は不明。


また、この「CBR250R」は、タイホンダで生産される最大排気量車で、かつ初の本格的なロードスポーツモデルであり、昨年より同社で生産を開始した125ccスクーターPCXに続き、アセアン地域をはじめ、日本、欧州、北米、オーストラリアなど幅広い地域に輸出されるグローバルモデルとして展開。日本国内での発売は、2011年の春の予定となっている。


生産拠点となるタイホンダは、1967年に二輪車の生産を開始。1988年のカブ100EXより日本への輸出を開始し、二輪車の累計生産台数は1,800万台(2010年6月末時点)を突破し、アジアはもちろん欧州地域などの海外へ幅広く輸出を行っており、二輪車生産のマザー工場である熊本製作所で培った生産技術やノウハウを基に、高品質な製品の供給体制を一層強化している。


加えて、インドのホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッドでも、来春からこのCBR250Rの生産を開始し、インド国内をはじめ南米の国々に輸出する予定であり、Hondaは多様化するインドの二輪車マーケットにおいても、タイホンダとともに部品や素材などのグローバル調達を効果的に行うことで、より求めやすい価格で製品を提供する予定。




*掲載中の画像はクリックすると拡大表示されます。

2010年10月23日土曜日

カジュアル・ロードスターHondaVT400S発売。

'80年代のダートトラックマシン風のスポーティーな印象が強いパールヘロンブルー(トリコロール)カラーのVT400S。メーカー希望小売価格¥669,900(消費税込み)


Hondaは、普通自動二輪クラスに新たなコンセプトのロードスポーツモデルVT400Sを投入、11月5日より発売する。


VT400Sは、カジュアル・ロードスターというコンセプトのもと本年3月に発売されたVT750Sの弟分にあたるモデルで、アメリカンスタイルのクルーザータイプのモデル同様に低く長い車体を基本としながら、独自の設定のホイールベースやフロントのアライメントが与えられ、軽快な走りを追求したモデル。


Vツインの扱いやすいエンジンと、750mmと低いシート高での足着き性の良さ、アップライトポジションで誰にでも親しみやすく安心感ある乗り味等が特長とされている。ビギナー、入門者にも近づきやすいモデルであることも確かだが、なにより、同クラス中、同社のラインナップは言うまでもなく他社のモデルと比較しても格段に安い部類の車両価格であることが大きな魅力と言える。


また、その車両価格を活かしたカスタマイズのベース車両としての人気を見込んで、ホンダモーターサイクルジャパン、ホンダアクセスから、このVT400SとVT750Sに装備可能な豊富なカスタマイズパーツが用意されていることも特長的である。


CB400 SUPER FOURというロング・ベストセラーをもつHondaが、クルーザータイプのシャドウシリーズに加え、このVT400Sの投入により普通自動二輪クラスの一層の強化を図ったことになる。


なお、VT400Sの発売を記念して、10月22日〜2011年1月31日までの期間で「VT400Sデビューキャンペーン」が実施され、期間中にVT400S、またはVT750Sの新車を購入した方々に「BUFFネックウォーマー」がプレゼントされるとのこと。また、VT400Sの詳細な情報はここからもご覧いただける。


<写真:Joppa 鈴木雅雄 文:モリ ヒサシ>


車重は229kg。専用のエンジン、フレーム、足まわり、チェーンドライブとされたことで独自の軽快な走りを見せてくれるはず。

150/80B16M/C71Hのリヤタイヤとドラムブレーキ。デュアルテーパードマフラーと深いリヤフェンダーが低く安定感あるリヤビューをつくり出している

水冷4ストロークOHC のVツインは64.0×62.0mmのボア×ストロークで398cc。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)によって扱いやすさと独特のトルク感を与えられている。

VT400Sの顔はいたってシンプル。コンパクトだが60W/55Wのハロゲンヘッドライトは充分に明るい

シンプルで視認性に優れるメーターは夜間表示が綺麗。インジケーターランプに囲まれたデジタル表示部には2つのトリップ機能とオドメーターが表示される。

フロントタイヤは100/90-19M/C57H。ツーポットキャリパーのシングルディスクで充分な制動が行われる。

750mmの高さのシートはだれにとっても安心感が高い。高いハンドルと独特のステップ位置でどこにも力が入らないポジションがつくり出されている。

ナビゲーションシステムのGathersM、ETCをはじめ23種類の純正用品でドレスアップされたグラファイトブラックのVT400S。アクセサリーの詳細はここから。

*掲載中の画像はクリックすると拡大表示されます。


2010年10月18日月曜日

ストーナー、ホームGPで4年連続優勝を達成。

ロードレース世界選手権第16戦、オーストラリアGP決勝レースが、17日、フィリップアイランドで開催された。


シリーズ終盤になり調子を上げてきている地元オーストラリア出身のケーシー・ストナー(Ducati Team)は、予選でトップタイムをマークし、3年連続のポールポジションからホールショットを決めると、レース序盤からアドバンテージをつくり出し、そのまま圧倒的な速さで優勝。地元でのMotoGPで4連勝を飾った。


また、新チャンピオンのホルヘ・ロレンソ(Fiat Yamaha Team)は、予選2番手からのレースで2位を獲得、今シーズンで14回目の表彰台に上った。3位は、シーズンワーストの8番グリッドのスタートとなり、ニッキー・ヘイデン(Ducati Team)とのバトルを制したバレンティーノ・ロッシ(Fiat Yamaha Team)。


なお、復帰予定だったダニ・ペドロサは雨や強風と厳しい状況となった今回のフリー走行、予選で、自らのコンディションを確認した結果、今回は欠場して残る2戦に備えることとなった。レース終了時でもランキング2位を守るペドロサに、ストーナーが23ポイント差、ロッシが31ポイント差に迫る結果となった。


そして、青山博一は、予選での13番手からポジションアップを狙ったが、スタートからタイヤのグリップが出せず、中盤以降にもペースアップが図れずに13位でゴール。レース後に、「残る2戦、ここまでの経験をいかしてベストリザルトを狙う」と語った。


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1年目のシーズンで怪我を乗り越えて終盤戦を戦う青山博一。残る2戦の活躍に期待したい。(写真提供:本田技研工業株式会社)


2010年10月16日土曜日

HondaのAsimo、歩き始めて早10年。

Hondaの人間型ロボットASIMOが、2000年10月31日に研究所内で二足歩行に成功してから、今年で10周年を迎えた。その間、身長が10センチ伸びたり、走れるようになったり、旋回走行もできたり、人と手をつないで歩くなど、人に合わせて行動する機能や、運搬機能の進化を遂げたAsimo。その10周年を記念して、「みんなの写真でASIMOをつくろう」が企画された。


これは、ASIMOやHonda製品と一緒に撮影した写真やASIMOのイラストを集めて、大きなASIMOの画像を作るスペシャル企画で、写真やイラストはHondaのホームページや携帯電話サイト、Honda青山ビル1階のショールーム「Hondaウエルカムプラザ青山」、ツインリンクもてぎ(栃木県茂木町)、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で10月31日まで募集している。


また、Hondaのロボット開発の歴史や世界中で活動する様子を収めたASIMO 10周年ムービーが10月29日にHondaのホームページで公開される。また、ユーザーの歩数に合わせてHondaのロボットが進化し、他のユーザーのASIMOとサーキットでの競争を楽しめる、スマートフォン向けアプリケーション「Run with ASIMO」の配信も予定されている。


なお、Hondaウエルカムプラザ青山では10月30日〜11月3日をASIMOスペシャルウィークとし、ASIMOのスペシャルデモンストレーション、ASIMOデザイナーのトークショー、ASIMOとの握手会などが行われる。さらに、ツインリンクもてぎや鈴鹿サーキットにおいて、10周年特別デモンストレーションも行われる予定。

ホームページの募集URL http://www.honda.co.jp/ASIMO/10th/

携帯電話サイトの募集URL http://dream.honda.co.jp/ASIMO/




2010年10月14日木曜日

特別仕様のステップワゴンとステップワゴンスパーダ発売。

プレミアムヒダマリアイボリー・パールのステップワゴンG特別仕様車「HID エディション」(FF)メーカー希望小売価格¥2,298,000(消費税込み)


10月14日、 Hondaはゆとりあるクラス最大の室内空間やクラス唯一の「3列目床下格納シート」などで、発売以来、人気を保ち続けている「ステップワゴン」と「ステップワゴン スパーダ」の特別仕様車を本日から発売する。


「ステップ ワゴン」には、G・Lパッケージに人気のディスチャージヘッドライトなどを装備して、お買い得感のある価格設定としたG特別仕様車「HID エディション」を設定し、また「ステップ ワゴン スパーダ」には、Zタイプにフルセグ(12セグ)対応により高画質な地上デジタルテレビ放送を楽しめるなど多彩な機能を搭載したHonda HDDインターナビシステムを装備するとともに、内外装の質感を高めたZ特別仕様車「クール スピリット」を設定した。


ステップワゴンG特別仕様車「HID エディション」には、ディスチャージヘッドライト<HID>(ロービーム、オートレベリング/オートライトコントロール機構付)、スライドドア・カーテシランプ(リア両側)、キーレスエントリーリモコン(+1個)が新たに装備され、ステップワゴン スパーダZ特別仕様車「クール スピリット」では、Honda HDDインターナビシステム+マルチビューカメラシステム、メッキタイプ・アウタードアハンドル、フロントドア・シルバー塗装インナードアハンドル、室内確認用ミラー付サングラスボックスなどが装備された。


プレミアムブラキッシュ・パールのステップワゴン スパーダ Z特別仕様車「クール スピリット」(FF)メーカー希望小売価格¥3,030,000(消費税込み)


2010年10月13日水曜日

ダニ・ペドロサ、オーストラリアGPで復帰。

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早くも復帰を果たし、ランキング2位の確保を目指すペドロサ(写真提供:本田技研工業株式会社)


10月1日、「ツインリンクもてぎ」での日本GPのフリー走行で転倒、左鎖骨を骨折したダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が、13日、オーストラリアGPに参加するためフリップアイランドに入り、早くもレースに復帰する。


今回の負傷直後に地元バルセロナの病院で手術を受け、リハビリに専念したペドロサは、10月10日のロードレース世界選手権第15戦マレーシアGPの欠場を強いられたが、残る3戦のMotoGPに参戦してランキング2位の確保を目指す。


「手術の後、すぐにリハビリテーションを始めました。 手術は非常にうまくいって、今は鎖骨よりむしろ首と肩全体の堅さが問題になっています。しかし、それも理学療法とマッサージを行って回復しました。水曜日にフィリップアイランドに到着します。 このコースは非常に過酷であり、また、気象状況も変化が激しく、厳しいレースになるのを知っていますが、私は、もうチームに戻るべきタイミングであると確信しました。我々は日本でのクラッシュの前に持っていた高いレベルに戻ろうとしています。チャンピオンは決まりましたが、我々の仕事はまだ終わっていません。現在のポジションである2位を守り、冬のテストのためのコンディションを保ち、来シーズンに向けての良い準備をすることが重要であると思います」
オーストラリアGPに向けてペドロサが語った。

マレーシアGPでロレンソがチャンピオンに。

MotoGP3シーズンめでチャンピオンに輝いたロレンソとチームの面々。


10月10日に開催されたロードレース世界選手権第15戦マレーシアGPで、ホルヘ・ロレンソ(FIAT YAMAHA TEAM)が3位を獲得、自身初のMotoGP世界チャンピオンに輝いた。ヤマハにとってMotoGPでのライダータイトルは2008年、2009年のバレンティーノ・ロッシに続く3年連続のタイトル獲得となる。また、チームメイトのロッシはこのレースで今シーズン2勝目を飾った。


ポールポジションのロレンソは、好スタートから序盤で首位に立ち、直ぐ後ろにA・ドヴィツィオーゾ((Repsol Honda Team)がつけ接近戦が展開されるが、9周目にドビツィオーゾに先行を許してしまう。さらに、次の周には追い上げてきたロッシに抜かれ3番手に後退するものの、タイトルのかかったこのレースを大切にかつ安定したペースで走り抜いて3位でゴール。トータル313ポイントを獲得し、ランキング2位のD・ペドロサ(ホンダ)に85点差をつけ、残り3戦を残しタイトルを決定した。

また、予選は6番手、スタート直後は11番手だったロッシは着々と追い上げ、4周目には単独3位に浮上。その後、ドヴィツィオーゾとロレンソの差を着実に詰めていき10周目にロレンソ、11周目にドヴィツィオーゾをパス。終盤の16周目に一時ドビツィオーゾに先行されるがすぐ抜き返し、トップを守ってゴールした。


なお、このレースでは、日本の青山博一が、予選14番手からのスタートにも関わらず、7位でフィニッシュ。今シーズン自己最高の成績を挙げた。


ロレンソは、1987年スペイン生まれの24歳。2002年に世界選手権125ccクラスにデビューし、2005年からは250ccにステップアップ。2006年、2007年の同クラスのチャンピオンとなり、2008年からMotoGPクラスに参戦。初年度をランキング4位で終えてルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、翌2009年はランキング2位。そして今シーズンは、どのコースのどんな状況でも安定した速さと強さを見せてタイトルを獲得した。


この週末(10月17日)は、新チャンピオンのロレンソが好きなフィリップアイランドでのオーストラリアGP。一方、ロッシは数年間勝っていないこのコースでそろそろ勝ちたいと語っている。ペドロサに変わって今回も活躍したドヴィツィオーゾもトップの常連になりそうな気配を見せ、青山のさらなる活躍も期待される。終盤になってもMotoGPからは目が離せない。


日本GPではチームメイト同士とは思えないバトルを演じたロッシ(後)とロレンソ。ここでもロッシに軍配が。


2010年10月11日月曜日

3.021.720km/Lを記録したエコ マイレッジ チャレンジ 2010

「ツインリンクもてぎ」のオーバルコースを25km/h以上で走る参加マシン。


10月10日、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)で、本田宗一郎杯 Honda エコ マイレッジ チャレンジ 2010 第30 回全国大会が行われた。


この大会は、"1 リットルのガソリンで何キロメートルを走ることが出来るか"燃費の限界にチャレンジする競技会で、参加チーム各々が、創造力を駆使し挑戦するモータースポーツとして、1981 年に第1 回大会が鈴鹿サーキットで開催され、以来、全国各地の中学校や高等学校、高専、専門学校、大学や、社会人のチームが毎年多数参加している。


また、一滴のガソリンも無駄にしない体験を通じ、限りある資源の大切さを体感、様々な問題や課題を創意工夫とチャレンジ精神、チームワークで克服していく貴重な研鑽の機会としても広く社会に認知されている。


今年で30 回目を迎えるこの大会は、世界各国での開催を視野に入れ、よりグローバルな展開に適応するために、これまでの"Honda エコノパワー燃費競技全国大会"の名称を変更。エントリーチームは、合計で449 チーム。


また、参加チームは、グループⅠの中学校クラス、グループⅡの高校クラス、グループⅢの大学・短大・高専・専門学校クラス、グループⅣの一般クラス、二人乗りクラス、市販車クラスに分けられ、国内各クラスのみならず、タイ、中国、ベトナムの3 カ国から4 チームがニューチャレンジクラスに参加した。


参加車両の搭載エンジンは、スーパーカブ等に搭載されているHonda 4 ストローク50cc がベース(ニューチャレンジクラスのみHonda 4 ストローク50cc 以上150cc 以下)とされ、競技は、「ツインリンクもてぎのスーパースピードウェイ」のオーバルコースを、規定時間内に平均速度25km/h 以上で7 周(二人乗りクラス、市販車クラスは3 周)走行後、ガソリンの消費量を計測し燃費を算出するもの。


早朝までの雨が路面を濡らしていたが、その後天候が回復、秋晴れ下で大会決勝が行われた。結果、一般クラスで「ATP」が3,021.720km/lの記録でクラス優勝を獲得するとともに、全クラス総合の最高記録を樹立したチームに与えられる"最優秀賞 本田宗一郎杯"を受賞した。また、このチームのみが3,000km/lを超える記録を達成した。


3,021.720km/lの記録でクラス優勝と総合優勝を獲得したATPの走行シーン。


<決勝結果・各クラス上位3チーム>
グループI (中学校クラス、エントリー台数21 台)
 1位:川崎市立宮前平中学校A チーム 705.944km/l
 2位:篠ノ井西中Challenger 517.532km/l
 3位:城西川越中学校「欅」GO GO GO 503.204km/l
グループ
II
 1位:松栄高等学校EPL 1,654.556km/l
 2位:千葉県立下総高等学校自動車部B 1,645.612km/l
 3位:千葉県立下総高等学校自動車部A 1,563.226km/l
グループ
III
 1位:名城大学 エコノパワークラブ 1,656.807km/l
 2位:金沢工業大学夢考房プロジェクト 1,634.568Km/l
 3位:日本自動車大学校エコラン部-A 1,458.387km/l
グループ
IV
 1位:ATP 3,021.720km/l
 2位:ホンダカーズ宇都宮北 2,526.459km/l
 3位:TEAM 10X
KUMAMOTO 1,917.722km/l
ニューチャレンジクラス(エントリー台数10 台)
 1位:栃木県立矢板高等学校 OB 1,604.418km/l
 2位:eLITE (中国・広州) 1,292.732km/l
 3. 八千代工業カシワバラレーシング 914.916km/l
2 人乗りクラス(エントリー台数20 台)
 1位:宇都宮工業高校 科学技術研究部 954.473km/l
 2位:栃木県立矢板高等学校 C 817.029km/l
 3位:team CB 609.359km/l
市販車クラス(エントリー台数60 台)
 1位:Little Cubs 315.992km/l
 2位:室蘭工業大学燃費向上研究室原付班 246.568km/l
 3位:東京農業大学OB&長野工業高校 220.771km/l

<特別賞>

最優秀賞・本田宗一郎杯:今大会最高燃費記録を達成したチーム
 グループIV
ATP
デザイン賞:総合的にデザインが斬新で印象的なチーム
 グループIV チーム48
新人賞:グループⅠ、Ⅱの初参加チームで、最高燃費記録を達成したチーム。
 グループI 信州大学付属長野中
 グループⅡ TEAM しょーよー
30th アニバーサリー賞:今年で30 年連続出場しているチーム
 グループIV  T−ONE
 グループIV  TEAM
LUCKY



30回大会となった今回、最優秀賞・本田宗一郎杯を獲得したATPの面々とそのマシン#552。


2010年10月9日土曜日

159万円からのFIT HYBRIDが発売された

専用のフロントグリルと車体色のフレッシュライム・メタリックのHYBRID。


既に国内だけで150万台の販売実績をもつ、HondaFITがマイナーチェンジされ、同時に待望のハイブリッド車がラインナップに加わった。Honda独自のセンタータンクレイアウトを活かした、高効率なパッケージング技術による広い室内空間や、多彩なシートアレンジで使い勝手に優れ、同時に高い燃費性能などが好評のFITは、今回のモデルチェンジでは「資質の進化」と「価値の拡大」を目指す。


「FIT」シリーズは、ベースモデルの「13G/13L」の燃費性能や使い勝手を向上させるとともに、上質感とゆとりの性能を与えられた「15X」、走る楽しさを追求した「RS」と、それぞれ個性が強化され、そしてラインアップに「フィットハイブリッド」を追加し、10月8日から発売となった。


1.3Lのベースモデルでも24.5km/Lの高燃費を誇る「FIT」待望のハイブリッド車は、ハイブリッド用バッテリーを荷室下に収めることなどで、「FIT」の特長である居住性やシートアレンジ等の個性をほとんど損なうことなく、また、空力的には不利な車体形状にもかかわらず、細部に専用の工夫が行われ「インサイト」と同様の30km/Lの優れた燃費性能と、気持ちの良い走りを実現したとされる。さらに、Hondaのハイブリッド車の中では最もリーズナブルな159万円からという車両価格も大きな魅力となっている。


新たな「FIT」は、シリーズ全体で月販1万4000台を掲げ、その4割程度がハイブリッドモデルとなるとの予測が立てられていたが、既にハイブリッドだけで10,000台の受注を集めている状況であり、発売以前からのこのモデルへの高い期待がうかがえる。

見慣れたフィットの後ろ姿。Hondaのハイブリッド車最も後方視界に優れる。


お馴染みのフィットのインパネとHYBRID車のインパネが融合した眺め



FITシリーズのフロントビュー。左からRS、15X、13G、そしてHYBRID。

2010年10月6日水曜日

Honda CRFシリーズの2011年モデルが発売される。

CRF450R メーカー希望小売価格¥871,500(税込)


CRF250R メーカー希望小売価格¥724,500(税込) 


CRF250X メーカー希望小売価格¥699,300(税込)


Hondaのモトクロス競技専用車、「CRF450R」と「CRF250R」の2011年型国内向けモデルが11月9日に発売される。両モデルとも、グラフィックとカラーリング変更が行われ、操安の向上を目指して前後のサスペンションのセッティング変更、ステアリングダンパーの大容量化等の改良が施されている。


国内の車両レギュレーションに適合するためサイレンサーの内部構造の変更と容量アップが行われ排気音の低減が図られた。また、「CR450R」では低・中速域での出力特性の向上を狙って、ECUのセッティングやインジェクター、エアークリーナーボックスの変更が行われた。


加えて、CR250Rベースで、セルフスターター、大型燃料タンク、トリップメーターを備えるエンデューロモデルのCRF250Xもカラーリングとグラフィック変更が行われ2011モデルとされて同様に11月9日(火)に発売となる。


CRFシリーズのプレイバイク、CRF50F/70F/100Fも、タンクシュラウドに「CRF250R」「CRF450R」と共通デザインの新しいグラフィックデザインが施され、ハンドルパイプの塗装色をシルバーからマットブラックに変更。また、CRF50FはフロントフォークのカラーをこれまでのゴールドからCRF70F/100Fと同様のシルバーに、CRF100FはリアフェンダーとサイドカウルをCRF250R/450R同様にカラーをホワイトとされ2011年モデルとなる。発売日は11月9日(火)。

上記の機種は2010年10月4日(月)から12月10日(金)までの受注期間が設けられている。



CRF100F メーカー希望小売価格¥253,050(税込)


CRF70F メーカー希望小売価格¥176,400(税込)


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CRF50F メーカー希望小売価格¥165,900(税込)

2010年10月4日月曜日

波乱の日本GP。青山博一、今期最上位タイの10位に。

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レース後半に順位を上げ10位で母国でのMotoGPを終えた青山博一(写真提供:本田技研工業株式会社)


ロードレース世界選手権第14戦「ツインリンクもてぎ」での日本GPは、初日のフリー走行でダニ・ペドロサが転倒。左鎖骨を3カ所骨折するというハプニングから始まった。


一方、初日のフリー走行では、シーズン前の肩の怪我のために、ストップ&ゴーの多い「もてぎ」ではハードブレーキングが辛いと語っていたバレンティーノ・ロッシ(FiatYamahaTeam)が、トップタイムをマークするという、ファンにとっては予想外のうれしい出来事もあった。


昨日の予選では、不在になったエースのペドロサの穴を、チームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾが1'47.001でポーポジションを獲得して立派に埋めて見せ、2番手は1'47.055のロッシ。3番手には「もてぎ」との相性がいいドゥカティのケーシー・ストナー(Ducati Team)が1'47.105で食い込んだ。そして、ランキングトップのホルヘ・ロレンソは、手堅く4番手の1'47.206を記録して決勝に臨む。


天候にも恵まれた決勝は、ドヴィツィオーゾのホールショットで始まるが、1コーナーを立ち上がったときにはストーナーが早くも先行。その後、ややストレートスピードに優るドヴィツィオーゾがストーナーに追いすがるシーンも見られたが、このフォーメーションが、そのままゴールまで続き、ストーナーが優勝。2位は約4秒遅れてドヴィツィオーゾ。


この日、会場を沸かせたのは、1周目に3番手につけたロレンソとロッシのポジション争い。6周目にロッシが3番手を奪い、そのままレースを進めて行くが、終盤、やや立ち上がりに苦しみ始めたロッシをロレンソが激しく追い上げ、17周目には一端はポジションを入れ替える。


しかし、今日のロッシは引くことを知らず、強引にポジション争いを展開して、すぐさま3番手を取り返す。ラスト3周にはマシンがぶつかりあうほど壮絶なバトルが繰り広げられたが、ロッシが表彰台を守りきって見せた。


その遙か後方ではあったが、期待の青山博一は、予選14番手からのスタートにもミスが出て後退。しかし、その後、着実に前を行くライダーを抜き去り、体調が完全ではないにも関わらず24周を走り終え、今シーズン最高位タイの10位でゴール。母国で初めてのMotoGPを終え、残る4戦に望みを繋いだ。

2010年10月1日金曜日

2011年ロードレース世界選手権の開催日程が発表された。

9月30日、FIM国際モーターサイクリズム連盟は2011年ロードレース世界選手権の開催日程を暫定ながら以下のように発表した。

今年はアイスランドの火山噴火の影響により開催がこの10月3日に延期された「ツインリンクもてぎ」での日本GPは、第3戦目の4月24日に開催が予定されている。



2011年ロードレース世界選手権暫定開催スケジュール
 3月20日 第1戦   カタールGP/ロサイル(ナイトレース)
 4月 3日 第2戦   スペインGP/ヘレス
 4月24日 第3戦   日本GP/ツインリンクもてぎ
 5月 1日 第4戦   ポルトガルGP/エストリル
 5月15日 第5戦   フランスGP/ル・マン
 6月 5日 第6戦   カタルーニャGP/カタルーニャ
 6月12日 第7戦   イギリスGP/シルバーストーン
 6月26日 第8戦   オランダGP/アッセン(土曜開催)
 7月 3日 第9戦   イタリアGP/ムジェロ
 7月17日 第10戦 ドイツGP/ザクセンリンク
 7月24日 第11戦 アメリカGP/ラグナセカ(MotoGPクラスのみ開催)
 8月14日 第12戦 チェコGP/ブルノ
 8月28日 第13戦 インディアナポリスGP/インディアナポリス
 9月 4日 第14戦 サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP/ミサノ
 9月18日 第15戦 アラゴンGP/モーターランド・アラゴン
10月16日 第16戦 オーストラリアGP/フィリップアイランド
10月23日 第17戦 マレーシアGP/セパン
11月 6日 第18戦 バレンシアGP/リカルド・トルモ バレンシア