現地時間の1月7日、スタートから6つのステージ終えて、2011ダカールラリーも前半を終了した。序盤のアルゼンチンでのステージは、ピストが主体のWRCにも使われたハイスピードなルートが見られたが、チリに入り、この2日間を過ごした難関のアタカマ砂漠ではルートファインディグと砂漠を走破するテクニックが要求されるダカールラリーを象徴するルートとなってきた。
4輪では、序盤からラリーのリーダーとなったフォルクスワーゲンのC.サインツが、WRCでの経験とダカールでの2度の優勝経験、そしてなにより最新のワークスマシンの性能をアドバンテージに、同じフォルクスワーゲンのN.アルアティアを従えて首位をひた走ってきた。しかし、アタカマ砂漠に入り、2輪、4輪を通じてダカールでの豊富な経験と砂漠の走りを知り尽くしたBMWのS.ペテランセルが追い上げてきている。
一方、2輪でも首位はM.コマ、2番手はC.デプレのKTM勢がリードを維持し、アプリリアのF.ロペスが3番手、ヤマハのH.ロドリゲスが4番手で追う展開が続いている。
日本から参加しているトヨタ車体の2台は、序盤で燃料系のトラブルに見舞われながらも、三橋淳は16位にポジションを上げ、チームメイトの寺田昌弘も38位で頑張っている。そして、
日野チームスガワラの2台のカミオンも健在。カマズ、タトラ、マンといったモンスターカミオンに混じって、菅原照仁は11位に、鉄人・菅原義正は13位に付けている。
この日でラリーは前半を終了し、1月8日は1日限りのレストデイになる。1月9日からの後半のダカールラリーからも目が離せない。
現地からのダイジェスト映像は以下。詳細の情報や映像は、www.paridaka-info.com またはwww.dakar.comから。
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