今年もダカールラリーが始まった。ダカールというブランド名をそのまま南米大陸に持ち込んで3回目の大会となる今回、リーマンショックの影響で減少した参加者も再び戻り、バイクは180台、クアッドが32台、4輪は140台、カミオン(トラック)が67台と"ダカールラリー"は相変わらずオフロード界きってのマンモスイベントである。
今年も、1月1日にアルゼンチン・ブエノスアイレスをスタート。アルゼンチン国内を北西から北北西に移動しながらチリに入り、アタカマ砂漠を経て、最北部の港湾都市アリカを経由し太平洋岸を南下。再びアルゼンチンに入り、ゴールのブエノスアイレスに戻る16日間約9000キロのラリーレイドである。
日本からは、トヨタ車体から2台のランドクルーザー、そしてカミオンクラスには同クラスへの挑戦20回目にあたる、お馴染み日野チーム菅原の2台が参加する。残念ながら2輪の日本人参加者はなく、日本人参加者や企業が最もダカールから遠のいてしまった昨今、今回も参加するこの2つのチームは賞賛に値する。
また、2輪には、ダカールラリーの長い歴史で常にトップチームだったフランスヤマハが久々に本格参戦し、KTMやBMWとこのクラスの常連のワークスチーム、シェルコやアプリリアといった新しいライバルチームと上位を争うことになりそうだ。一方、4輪はフォルクスワーゲンとBMWの一騎打ちとなりそうだ。
既に、現地ではチリに入る第4ステージが終了。2輪ではKTMのM.コマ が総合1位にたち、同じくKTMを駆るC.デプレが2位。3位にはアプリリアのF.ロペス。それをBMWのP.ゴンカルベス、ヤマハのH.ロドリゲスが追う展開。また、4輪はVWのC.サインツがトップで2番手も同じVWのN.アルアティヤ、それをBMWのS.ペテランセルが追っている。トヨタ車体チームの三橋淳は29位、寺田昌弘は59位。倍以上の排気量のモンスターカミオンに10L以下のエンジンで立ち向かうチーム菅原の菅原義正は28位、菅原照仁は22位に付けている。
現地からのダイジェスト映像は以下で、さらにそれ以前の情報や映像はwww.paridaka-info.com/w/またはwww.dakar.comから見ることが出来る。
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