2010年7月29日木曜日

ヤマハ「TMAX」カラーリングを変更。

ハイテックシルバー(新色)メーカー希望小売価格:945,000円(税込)


ヤマハ発動機株式会社は、500ccの水冷4ストロークのオートマチックエンジンを搭載し、"走りのパフォーマンス"と"クオリティ感"で人気のオートマチック・スーパースポーツ、「XP500 TMAX」のカラーリングを変更し2010年8月20日より発売する。


「TMAX」はスポーツバイク感覚のハンドリングを楽しめる新世代コミューターとして2001年より国内に導入。2004 年にはF.I.(フューエルインジェクション)、ラジアルタイヤを装備、さらに2008年には新設計フレーム採用、前後15インチ化、デザイン一新などで"走りのパフォーマンス"と"クオリティ感"をさらに向上させている。


今回の新色は、スポーティなイメージに上質感・高級感を加えた「ハイテックシルバー」で、大胆かつ精悍なスタイリングを一層強調している。なお「ブラックメタリックX」は継続設定とした。また両色ともフロントカウルのサイドに音叉マークを織り込んだ。


継続色のブラックメタリックX


2010年7月27日火曜日

T・ボウ 今年もトライアル世界チャンピオンに。

シーズン6勝目を挙げて、自身4度めの世界チャンピオンとなったトニー・ボウ。



トライアル世界選手権に参戦する、REPSOL MONTESA HONDA のトニー・ボウ(スペイン23 歳)は、第7戦イタリアグランプリを終え、2010 年のシリーズチャンピオンを獲得した。これにより、ボウはトライアル世界選手権アウトドアの4 年連続でタイトル獲得という快挙を達成したことになる。


ボウは、今シーズン序盤で早くも2勝を挙げ、その後もコンスタントに表彰台の常連となってポイントをリード。第5 戦フランスGPと第6 戦サンマリノGPの両大会でも優勝し、ライバル達を寄せ付けない圧倒的な強さでチャンピオンシップに王手をかけ、このイタリアGPに望んだ。


イタリアGPの会場は、ベルガモから約60キロ北に位置するイタリアアルプスの麓の山村フォッポロ。ボウは、このスキーリゾートを流れる急峻な川や険しい地形に点在するセクション1 から8 まで完璧な走りでオールクリーン。しかし、第9 セクションでは、痛恨の5 点を喫するものの、その後、1 ラップ目の15 セクションを終え、減点11。2 ラップ目は、減点数を1 に抑えた完璧な走りでイタリアGPを制覇。


今大会では、5位以内に入れば、チャンピオン獲得が掛かっていたがそのプレッシャーをものともせず、最後まで自身の力を発揮し3連勝で、トータルポイントを185とし、最終戦を待たずしてチャンピオンとなった。


また、藤波貴久は、第6 戦までで135 ポイントを獲得してランキング2番手に付けるが、ライバルのGAS GASのアダム・ラガ(スペイン)も同ポイントで、この第7戦は2人にとってポジションを守るための大切な大会となった。


この大会、ラガはボウに迫るパフォーマンスを見せるものの、対する藤波は、1 ラップ目前半で3 度の減点5を出すが、後半以降は調子を上げ辛うじて3 位を獲得。これにより、ラガの152ポイントに対し、藤波は150ポイントとなった。次回、9月5日に開催される最終戦チェコGPは、藤波にとって今シーズンで最も大切な戦いとなる。



このイタリアGPでは3位の藤波。ランキング2位をかけて最終戦に臨む。


(写真提供:本田技研工業株式会社)


ロレンソが今期6勝目。ロードレース世界選手権 アメリカGP

今期絶好調のロレンソ。ゴール後に「ラグナセカでの優勝をずっと夢見ていたんだ」と喜びを語った。


MotoGPの第9戦目、アメリカGPは、17台でスタート。しかし、完走は12台という過酷なレースとなった。


ホルヘ・ロレンソ(Fiat Yamaha Team)は5戦連続でのポールポジションからスタート。スタート直後こそやや遅れたものの、序盤で先行されたC・ストーナー(Marlboro Team Ducati)のミス、D・ペドロサ(Repsol Honda Team)の脱落もあり、中盤以降は危なげないレース展開で今季6勝目を挙げた。


2位には、スタート直後からレースをリードしながらも、6周目にややはらんだところをロレンソにさされたものの、ファステストラップをマークしたストーナー。


3位は、怪我の痛みに悩まされながらも懸命の走りで、表彰台に戻ってきた復帰2戦目のバレンティーノ・ロッシ。


ポイントスタンディングでは、210ポイントを獲得してトップに立っているロレンソを、138ポイントで2番手のペドロサ、115ポイントで3番手のA・ドヴィツィオーゾが追う展開。




まだ、痛々しい様子ながらレース復帰をなにより楽しんでいるロッシ。


2010年7月26日月曜日

今年の「鈴鹿8耐」はHonda 勢が上位を独占。

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優勝した「MuSASHi RT ハルクプロ」の清成龍一。


7月25日、三重県:鈴鹿サーキットで決勝が行われた2010 QTEL FIM 世界耐久選手権シリーズ第3 戦"コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8 時間耐久ロードレース第33 回大会 決勝では、「MuSASHi RT ハルクプロ」の清成龍一/中上貴晶/高橋巧が優勝。2位には「Keihin Kohara Racing Team」の伊藤真一/玉田誠組、3位に「F.C.C.TSR Honda」の秋吉耕佑/ジョナサン・レイ/高橋裕紀がのHonda勢が入り、上位を独占した。


今年も、真夏の祭典、「鈴鹿8 耐」の決勝レースは、34℃を超える猛暑の中、恒例の午前11時30分のル・マン式スタートで開始された。_ホールショットは、ポールポジションからスタートした#12 ヨシムラスズキwith ENEOS の酒井大作。しかし、酒井はレース開始から僅か12周目に転倒で順位を落とす。その結果、#11 F.C.C. TSR Honda 秋吉、#33 Keihin Kohara Racing Teamの伊藤、#634 MuSASHi RT ハルクプロの高橋らHonda 勢がトップ3 を占める。


レースは、序盤から中盤にかけて、3台のHonda勢とヨシムラスズキのトップ争いが目まぐるしく展開するが、終盤は#634が徐々にトップを揺るぎないものにし、最後は、エース 清成が、夜間の難しいセッションを確実に走り、トップでチェッカーを受け優勝。周回数は215 周。清成にとっては3 回目の、チームメイトの高橋、中上にとっては初の鈴鹿8 耐優勝となった。また、18 歳の中上は、1996 年に芳賀紀行が21 歳の時に打ち立てた8耐最年少優勝の記録を塗り替え、またチームの「MuSASHi RT ハルクプロ」にとっては悲願の初優勝となった。



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今年の「鈴鹿8耐」の上位陣。左から3位の伊藤/玉田、1位の清成/中上/高橋巧、2位の秋吉/J・レイ/高橋裕紀の3チーム。

(写真提供:本田技研工業株式会社)

2010年7月25日日曜日

青山でも「鈴鹿8耐」がスタート。

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午前11時30分、鈴鹿サーキットでスタートした今年の「2010 QTEL FIM 世界耐久選手権シリーズ第3戦"コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレース」、同時刻にHonda青山本社ビル1階ショールームでも、集まった400人近くのファンのカウントダウンによって「Live in AOYAMA 鈴鹿8時間耐久ロードレース生中継」がスタートした。


もちろん、現地の観戦が一番だが、このHonda青山本社ウェルカムプラザでの「鈴鹿8耐」観戦もかなり楽しそう。涼しく快適に観戦できるだけでなく、サーキット気分で軽食を楽しめるネオ屋台でのフードコーナーが設置されているし、レース中はMotoGPマシン(RC212V)の開発に携わった本田技術研究所 二輪R&Dセンターに所属する長谷川健児 主任研究員の解説も聞くことができる。


これまでにない猛暑の中、スタート直後からハイスピードバトルが進行中。今年の8耐は、まだ、始まったばかり。ゴールの午後7時30分までの間に、鈴鹿まで足を運ぶことが出来なかった人だけでなく、都内にいらっしゃるファンの方々、また、8耐を見たことが無い方々でも、今からでも間に合う青山の「鈴鹿8耐」に足を運ばれてはいかがだろうか。


詳細は以下から。

http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/event/2010/20100725/





第33回「鈴鹿8耐」本日(7月25日)遂に決勝。

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"スーパーポール"でHonda勢トップのタイムをマークした秋吉。(写真提供:本田技研工業株式会社)


本日、11時30分、遂に「2010 QTEL FIM 世界耐久選手権シリーズ第3戦"コカ・コーラ ゼロ"鈴鹿8時間耐久ロードレース」がスタートを迎える。


今年から、採用され昨日行われたスーパーポール方式は、金曜日の予選上位20チームが各1名のライダーを選出、3段階を経て決勝グリッドを決める最終予選。スーパーポール1には全20チームが出走し、下位の20番手から17番手のグリッドが決定する。次のスーパーポール2では16番手から9番手、そしてスーパーポール3では、勝ち残った上位8チームによりポールポジションおよび上位グリッドが争われる。

昨年までのトップ10トライアルとは異なり、ライダーの選択やタイムアタックのタイミングなど、チーム戦略が見所となった。


スーパーポール1では、早々と#11 F.C.C. TSR Hondaからの秋吉が2分8秒534をマーク。さらに、秋吉は、スーパーポール2でも2分7秒683、スーパーポール3では最初のタイムアタックで2分7秒963をたたき出す。これをめぐってポールポジション争いになるが、結果、#11ヨシムラスズキwith ENEOSの酒井大作が2分07秒905のトップタイムをたたき出してポールポジションを手に入れた。


決勝レースは、本日、7月25日(日)の11:30にスタート。今年も長く熱い「鈴鹿8耐」が始まる。

2010年7月24日土曜日

鈴鹿8 時間、"スーパーポール"開催。

公式予選でトップを獲得したF.C.C.TSR Hondaの高橋裕紀(写真提供:本田技研工業株式会社)



7月25日(日)の決勝に先立ち、本日(24日)、午後3時45分から、FIM耐久レースならではの、"スーパーポール"が開催される。


これは、昨日の公式予選上位、20チームによって行われ、各チームからの1名のライダーが、決勝におけるポールポジションから20 位までのグリッドを、3 回のセッションを通じて勝ち残り方式で決定していくもの。今年からFIM 世界耐久選手権に採用された新システムで、これまでの1 回のセッションでポールポジションから10 位までのグリッドを決めた「トップ10 トライアル」に比べ、より総合的な戦略が求められるものといわれる。


昨日行われた公式予選では、第1、第2、第3 ライダーが、それぞれ30 分間のセッションを2 回ずつ走行し、各選手のベストタイムにより、チームの順位が決定された。


23日は午前中からの猛暑。昨年優勝チームの#12 ヨシムラスズキwith ENEOS が好タイムを出すものの、#11 F.C.C. TSR Hondaの秋吉が第1 セッションでトップタイムをマーク、さらにWBSで活躍中の第2ライダーのジョナサン・レイが予選最速の2 分8 秒053 をたたき出し、結果#11 F.C.C. TSR Honda が1 位となる。


2番手は、酒井大作/青木宣篤/加賀山就臣 を擁するヨシムラスズキwith ENEOS SUZUKI で 、2'08.397。3番手は、今年が最後のシーズンとなる伊藤真一/玉田誠 #33 組のKeihin Kohara Racing Team の 2'08.539となった。


上位の常連チームである、清成龍一/中上貴晶/高橋巧 #634 MuSASHi RT ハルクプロ は2'08.817で4番手。ウェイン・マクスウェル/亀谷長純の#2 Honda DREAM RT 桜井ホンダ は2'11.217で7番てとなった。


果たして、今日の"スーパーポール"は、どのチームのどのライダーが名乗りを上げるのか、決勝前の最大の見所となる。



今年の"8耐"の最新情報は、以下でもご覧いただける。
鈴鹿サーキット8耐ホームページ:http://www.suzukacircuit.jp/8tai/
Honda8耐専用サイト:http://www.honda.co.jp/Racing/race2010/8hours/



また、明日の決勝は、Honda青山本社Honda青山本社ビル1階ショールームで開催される「Live in AOYAMA 鈴鹿8時間耐久ロードレース生中継」でも観戦ができる。
こちらの詳細は以下から。

http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/event/2010/20100725/