2011年3月22日火曜日

Honda CBR250R Impression - TRACTIONS MOVIE 15


待ち焦がれていた「CBR250R」にようやく乗ることができた。Honda一流の流れをくむ車体デザインは、スポーティーでありながら大人っぽい。
小柄な車体サイズの割には充分に確保されたライディングスペースは、流石に世界中の乗り手を意識したもの。国内でもこのクラスのバイクを敬遠しがちだった大柄なライダーにも歓迎されるに違いない。
そして、水冷DOHC4バルブのエンジンは、最新のHondaの2輪用エンジン技術の固まりで、オフセットシリンダー、DOHCエンジンとしては世界初のローラーロッカーアーム等を採用した最先端の低フリクションエンジンで、その扱いやすさと充分な動力性能、低振動も大きな特長。さらには高い燃費性能も魅力である。
車体は、トラス構造のダイヤモンドフレームのしっかり感が際立ち、サーキット走行もこなせそうな剛性を感じさせる。サスペンションも同様に大柄なライダーにも対応できる硬さと安心感、同時に路面追従性の良さを感じさせる。
足着き性の良い形状のシートは硬めながら長時間の走行でも快適で、小さなタンデムスペースも充分に機能する。さらに、緩やかなバンキング特性を見せるタイヤ、試乗モデルでは250クラスで世界発のコンバインドABSが装備されハードなブレーキングも安心して行える。
乗れば、理屈抜きに楽しい。全てが丁度良い感じで、街乗りからツーリング、そして、もしかしたらサーキットでも楽しめるポテンシャルを覗かせる。扱いやすく、多くのライダーに乗りこなすことの楽しさを教えてくれる。¥449,400からの車両価格も魅力的。クォータースポーツの可能性と楽しさを思い切り感じられるモデルである。
<撮影・制作:菱沼 豪 / インプレッション:モリ ヒサシ>

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