2010年4月13日火曜日

ナイトレースのカタールGPでMotoGP開幕。

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スタート直後のレースをリードするペドロサ#26、2番手からトップを狙うロッシ#46。



4月11日、世界選手権ロードレース第1戦カタールGPが、ドーハ郊外のロサイル・インターナショナル・サーキットで行われた。 

カタールGPは、2008年からGPロードレース史上初のナイトレースとなり世界中の注目を集め、今年もナイトレースで、そのため、日没後から深夜にかけてレース中に大きく気温が低下する難しいコンディションでのレースでもある。 

今年のMotoGPは、レギュレーションの変更で、シーズン18戦を通して使えるエンジンが6基に制限され、そのため各陣営ともウインターテストから、従来のエンジンパフォーマンスをキープ、あるいはアップを狙いながら、耐久性の向上を図るテストを行ってきた。 

また、日本人として8年ぶりで世界選手権ロードレースのワールドチャンピオンに輝きこのクラスにステップアップ
してきた青山博一の存在も期待と注目の的。青山はそれに応えるようにここまで好調
で、ウインターテストでは走るごとにタイムを短縮しその非凡な才能が話題を呼んで
いる。 

予選のトップはドゥカティのC・ストーナー。2番手、3番手にヤマハのV・ロッシ、
J・ロレンソがつけて、4番手にホンダのR・デ・ピュニエ。青山は10番手から初の
MotoGPクラス決勝に臨む。 

決勝は、フロントローから好スタートを切ったストーナーとロッシ(ヤマハ)、D・ペ
ドロサ(Repsol Honda Team)、N・ヘイデン(ドゥカティ)がトップグループを形成。
その後、ストーナーが転倒で脱落。ペースの上がらないペドロサが順位を落とし、
その後方から追い上げてきたA・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)とロレン
ソ(ヤマハ)が新たにトップグループに加わる激しいレースの末、優勝したのはロッ
シで、ロレンソが2位でフィニッシュ。ドヴィツィオーゾとヘイデンの3位争いは、
わずか1/100秒差でドヴィツィオーゾが制した。
 
MotoGPデビュー戦となった青山は、スタートに失敗して出遅れたが、着実に順位を上
げて10位でゴール。開幕戦の目標としていたトップ10入りを果たした。


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ベテランのメランドリを押さえ込んでレースを進める青山博一。


<写真提供:本田技研工業株式会社>

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