2009年11月27日金曜日

青山博一(あおやまひろし)の凱旋記者会見。

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11月26日、本年度の世界選手権ロードレース、250ccクラスチャンピオン青山博一(あおやまひろし・28歳)の帰国・凱旋記者会見が、本田技研工業株式会社・青山本社ビル1階で行われた。

 席上、青山は自らのロードレース人世を黎明期から語る一方、昨シーズン終了後KTMワークスの解散から放出されたことなどの顛末、新チームでの今シーズンとチャンピオン獲得に至る過程に触れ、チームの無いとことろから始まった故に、与えてもらったチャンスを活かしたいと思ったこと、タイトルを取るに至ったことは、自らの力というより、そのモチ−べーションの源は、関係者、ファン、ひいては日本のモータスポーツ界全体の気持ち、と語るなど、プロフェッショナルな考え方と配慮ある発言が光った。 
  
 

今シーズン、開発が止まったマシンで参戦し、Newマシンのライバル達と戦うにあたり、そのアドバンテージや駆け引き等にもしっかりした考え方が伺え、レーシングライダーとしての優れた資質も感じさせてくれた。 

また、来シーズン参戦する最高峰のMotoGPクラスへは、250ccクラスからステップアップしたライダー達が活躍している実績に触れ、ある程度の自信を覗かせる一方で、
MotoGPマシンと250ccマシンの重量差が、走行中には莫大なものになり、それに慣れて、乗りこなす事が課題であるとも語る慎重さもみせていた。 

青山は、単に速く走ることが出来るというだけでなく、一スポーツマンとして世界に通じ、同時に他のジャンルのスポーツ選手とも、多くの点で肩を並べてくれそうな存在感があるレーシングライダーであることを感じさせてくれた。青山博一の来期の活躍に期待したい。 

なお、この様子は、千葉TVの「週刊バイクTV」12月15日(火)、または22日(火)の放送分で、またBS11でも12月30日(水)20:00〜21:00放送予定とされている。
   

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