2011年11月15日火曜日

EICMA2011に発表されたHondaの新たな主力機種

Hondaは、118日から開催のEICMA2011(ミラノショー)に出展するモデルの中から主要な車両の概要を発表した。
中でもHondaの次世代を象徴するニューミッドコンセプトシリーズでは全くコンセプトの異なる3車種をラインアップ。いずれも常用域でトルクフルな鼓動感と、圧倒的な燃費性能を誇る水冷・4ストローク・直列2気筒700cc新型グローバルエンジンユニットを初搭載する。
NC700S」は、シンプルでありながら力強いスタイリングのネイキッド・ロードスポーツモデル。軽快で素直なハンドリングや良好な足着き性などにより、扱いやすく安心感のある走行を楽しめる。トランスミッションは、高い伝達効率を持つ第二世代のデュアル・クラッチ・トランスミッションと6速マニュアルミッションの2タイプを設定している。






















NC700X」は、新たな開発思想の「クロスオーバーコンセプト」に基づいて開発されている。都市でもアウトドアでも映える躍動感にあふれるスタイリングを採用。アップライトなポジションによるオンロードでの快適性はもちろん、通勤・通学からロングツーリングまで楽しめるなど汎用性にも優れている。また、トランスミッションは、デュアル・クラッチ・トランスミッションと6速マニュアルミッションの2タイプが設定されている。



INTEGRA」は、モーターサイクルの走りの楽しさにスクーターの快適性を融合した新しいスタイリングを採用したモデル。こちらはデュアル・クラッチ・トランスミッションのみを搭載し、イージーかつコンフォートな新感覚の走行フィールが期待されるモデルである。
INTEGRA」欧州仕様主要諸元:全長x全幅x全高:2,1957901,440mm:シート高790mm。軸間距離:1,525mm。車両重量238Kg。原動機種類:水冷・4ストロークOHC。気筒数配列:直列2気筒。総排気量:670cc。内径x行程:73×80mm。圧縮比:10.7:1。最高出力:38.1Kw/6,250r/min。最大トルク:62Nm/4,750r/min。始動方式:セルフ式。燃料タンク容量:14.1L。燃料供給:燃料噴射式。タイヤサイズ(前・後):120/70ZR17M/C58W160/60ZR17M/C69W























その他には、VFR1200Fと多くを共用するクロスオーバーコンセプトに基づいて開発されたスポーツツアラーモデルの「Crosstourer」も今回の目玉である。水冷・4ストローク・V4気筒1200ccのエンジンを搭載し、アップライトなスタイリングによって長距離ツーリングはもちろん、幅広い利用環境で快適な走行を実現する。トランスミッションは、デュアル・クラッチ・トランスミッションと6速マニュアルミッションの2タイプを設定している。これらのモデルは、効率よく新機種を開発、製品化して行こうとするHondaの今後のモーターサイクル事業の取り組み方を象徴しているように思えた。(布施 和宏)

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