2011年8月22日月曜日

藤波貴久、ケガを押しての2位獲得

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今シーズンも世界選手権を戦い続け目下ランキング3番手に付けている藤波貴久

東日本大震災の影響により6月から8月にスケジュール変更となったトライアル世界選手権日本GPが8月20日、21日に両日、栃木県ツインりんくもてぎの特設会場で開催された。
当初は酷暑が予想されていたが、大会前日からの雨により状況は一転。大会中も雨が降り続け、参加した全てのライダー達は泥で滑りやすくなったセクションに悩まされた。
今シーズンのトライアル世界選手権は、8大会11戦が予定され既に6大会7戦が終了してこの日本GPも2日間で2戦が行われる。ここまで藤波は優勝こそ逃しているがランキング3番手。この地元、日本ではぜひとも優勝が欲しいところ。
初日の藤波は、ぬかるむセクションと決まらないマシンのセッティングによって苦戦を強いられ、2ラップ目に減点を増やしかろうじて3位を獲得するに終わる。優勝はランキングポイントのトップを行くトニー・ボウ(Repsol Montesa Honda)も、2位はアダム・ラガ(GAS GAS)。
しかし、藤波は2日目、マシンのセッティングを大きく変えて競技に臨みラガとのトップ争いを展開。ところが、1ラップ目の第10セクションでクラッシュし膝を痛めてしまう。一端は競技続行も危ぶまれたが、気持ちを保ったままでフィニッシュして2位を獲得。ラガが逃げ切って優勝して、ボウが3位に入った。

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