グランプリコミッションは、スイス・ジュネーブのFIM本部で、チャンピオンシップの規則に関して協議を行い、2012年から最高峰クラスのMotoGPクラスのエンジン排気量を、従来の800ccから最大1000ccに変更、最高気筒数は4気筒、シリンダーボアは最大81mmまでとすることを決定した。
FIMの会長ビト・イッポリトは、「我々が決定した主な変更は、MotoGPクラスの新しい規定です。新規定はシンプル。最大1000ccの4ストロークエンジンです」
「これをベースに、全てのファクトリーに対して仕事に着手する機会を与えます。当然、来年早々には新しい規定の詳細を決定します。2012年はMotoGPにとって新しいシーズンになるでしょう。」とコメント。
また、ドルナスポーツ社のCEOカルメロ・エスペレータは、「我々は年末恒例の会議を行い、基本的には、2012年からのMotoGPテクニカルレギュレーションに関して承認しました」
「最大排気量1000cc、最高4気筒、最大シリンダーボア81mmのエンジンです。大切なのは、エンジンの大よその分野を決定したこと。詳細に関しては、シーズン前までの2度の会議で協議します」と話した。
なお、グランプリコミッションは、Moto2クラスのテクニカルレギュレーションも同時に発表している。
MotoGPクラスにおけるこれまでのエンジン規定の変更は以下のとおり。
2002年:4ストローク990ccエンジンの導入。
2007年:990ccから800ccへ排気量縮小。
2009年:エンジン台数制限。
2010年:シーズン最大6台。
2012年:最高4気筒、最大シリンダーボア81mmの1000cc。
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