2010年11月19日金曜日

Honda早くも「フィットEVコンセプト」を発表。

このEVコンセプトもフィットの他のモデルと同様にフロントマスクで見分けることができる。


11月17日、アメリカン・ホンダモーターは、2010年ロスアンゼルスオートショーのプレスデーで、先頃HYBRIDモデルを発表したばかりの主力モデルであるフィットの、EVコンセプトモデル「フィットEVコンセプト」を発表した。


Hondaは、主に市街地での移動に適したコミューターとして、走行時にCO2を排出しない高い環境性能を持つEVを、日米で2012年中に発売することを目指して開発を進めており、フィットEVコンセプトはその方向性を示すコンセプトモデル。

Honda独創のパッケージングとユーティリティー性能で世界的に高い評価を得ているフィットをベースに、Hondaが究極の環境技術と位置づける燃料電池電気自動車「FCXクラリティ」で培った電動化技術と最新のリチウムイオンバッテリーを搭載しているとされる。

 フィットEVコンセプトでは「NORMAL」「ECON」「SPORT」の3つのドライブモードの選択が可能で、FCXクラリティにも採用しているギアボックス同軸モーターの特性を活かした2.0Lクラスのエンジンと同等の力強い加速感によるキビキビした走りと、電力消費量を抑えたより高効率な走行を両立している。


因みに、モーターの最高出力は92kW、最大トルクは256N・mで最高速度は90マイル。航続距離は100マイル以上で、充電に要する時間は100Vでは12時間以内、240Vでは6時間以内とされている。

なお、フィットEVのプロトタイプ車を用いた実証実験を、2010年内に日米において開始。この実証実験を通じてユーザーの電動化技術に対するニーズや使い勝手を研究し、2012年の発売を目指すとのこと。


Hondaは、人気のフィットへの新たなこの一手によって、エコカーへの積極性を示すと同時にフィットの主力モデル化をさらに進めることになる。



専用デザインのテールランプ等でEVモデルであることが確認できる。


メーター周りと表示はEVならではのシンプルさ。


充電口は左フロント・クォーターパネルに配置されている。


2010年11月9日火曜日

ロレンソの優勝で今シーズンのMotoGPが終了。

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今シーズンは最後までチームメイト同士のバトルを展開して見せたロレンソ#99とロッシ#46。


MotoGPのシーズン最終戦バレンシアGPが,11月7日、スペイン・リカルド・トルモサーキットで行われた。この時期のバレンシア地方らしい気温22°の絶好のコンディションでの決勝レースでは、ポールポジションから好スタートを切ったケーシー・ストーナー(Ducati Team)がレースをリード。序盤は怪我が完治していないダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)らがそれを追う展開となる。


レース中盤、そこに出遅れたバレンティーノ・ロッシ(Fiat Yamaha Team)と、新チャンピオンとなって初の凱旋レースに臨むホルヘ・ロレンソ(Fiat Yamaha Team)が追い上げてきて熾烈なバトルが繰り広げられる。結局、その中から最初に抜け出したロレンソがそのままゴールまで首位を守りきって今期9勝目を挙げ、2位にはドゥカティでの最後のレースとなったストーナー。3位にはヤマハをMotoGPの常勝メーカーへと導きこのシーズンでチームを去るロッシが入った。


また、ランキングでは、今回は7位でレースを終えたペドロサが2位の座を守りきり、3位がロッシという結果となった。


日本の青山博一は、予選15番手からのレースで、序盤でペースを上げることが出来ず14位でフィニッシュ。怪我のために6戦を欠場したこともありランキングは15位でシーズンを終了した。

2010年11月8日月曜日

「第14回カフェカブミーティングin青山」が開催された。

日本中から集まった1台として同じ仕様や形ではない様々なCubたちがHonda青山本社前に勢揃いした。



11月7日(日)、今年もHonda青山ビルに全国から「Cub」ファンたちが集まった。
1997年から開催されているこの「カフェカブミーティング」も今年で14回目。今では、京都、熊本でも姉妹イベントの「カフェカブパーティー」が行われるようになったが、やはり、Honda技研工業の本社である青山ビルでのこのイベントは、Cubファンたち=Hondaファンにとっては特別なイベント。まして、カブのイベントのルーツ的な存在であるこのイベントには、より多くの人々が集う。


Honda青山ビルに、午前9時の受付から集まった「Cub」の台数は370台余り。思い思いの趣向を凝らし、年代も仕様も、もちろん車体色、カスタマイズの度合いも一台一台が異なり、それぞれが個性的な「Cub」たちばかりが一堂に集うと、まさに壮観。参加したCubファンたちの和やかな交流の場となるのは当然だが、思い思いの趣向を凝らしたCubたちはショールーム前に駐車展示されるため、道行く人々の注目を集めてもいる。


また、昨年の東京モーターショーに参考出品されたEV-Cubの特別展示、 スーパーカブ110やEV-Cubのデザイナー、モデラー の方々のトークショー、さらに人気投票で行われる「スーパーカブコンテスト」と言ったイベントも行われ、参加者や観客も含めて大いに盛り上りを見せた今年の「カフェカブミーティング」であった。


世界で最も売れ、今でも売れ続けているバイク「スーパーカブ」は、その性能とデザインのみならず、その独特の佇まいと存在感、さらには乗り味も含めて、人へのフレンドリーさからか単なる人気を超えた魅力で、世界中で最も多くの人々に愛され続けているバイクであることを、今更ながらに感じることができた。
<モリ ヒサシ>


今年の「スーパーカブコンテスト」で一番人気を集めた東京の西浦玉美さんの「Cub」。「カスタマイズではなくコーディネートしました。Cubは相棒です」と語る西浦さんとそのセンスが光った素敵な「Cub」だった。


2010年11月2日火曜日

ロレンソ、ロッシが1、2フィニッシュしたポルトガルGP.

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ここでもチームメイト同士のトップ争いを展開するロレンソ#99とロッシ#46。


ロードレース世界選手権第17戦、ポルトガルGP決勝レースが、10月31日、エストリル・サーキットで開催された。雨により予選が中止され、フリー走行の総合順位でスターティンググリッドが決まり、さらには決勝当日のウォームアップ走行も雨の中で行われたものの、MotoGP決勝レースはドライコンディションのレースとなった。


今回の見所も、ポールポジションから好スタート切った、新チャンピオンのホルヘ・ロレンソ(Fiat Yamaha Team)とチームメイトのヴァレンティーノ・ロッシのトップ争いとなった。


レース序盤では、トップに立ったロレンソを4周目にロッシが抜き去り、そのままペースを上げてレースをリードして行く。だが、レース中盤になるとロレンソがスピードアップ。レースが終盤にかかる17周目、コーナーの入り口でのブレーキングでロレンソがトップを奪い、今度はロレンソがペースを上げてリードをつくり出し、ここでの3年連続のポールtoフィニッシュで優勝を飾る。そして、今回はロッシが2位に。


また、このレースを終了した時点で、ヤマハのコンストラクタータイトルが決定。すでに決定しているライダー、チームタイトルとあわせて、史上初の3シーズン連続での三冠達成となった。


3位は、7番手グリッドからスタートし、レース序盤からセカンドグループのリーダーの座を守りきったアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda team)。復帰レースとなったチームメイトのペドロサは8位に終わり、ランキングの3番手のロッシに19ポイント差をつけての2番手をキープ。このポジションをキープすべく最終戦に臨む。


そして、シーズン最高の6番手グリッドからのスタートとなった青山博一は、10番手を走行中のレース中盤にオーバーラン。転倒こそ免れたがポジションを落としてしまい12位でフィニッシュした。