2011年7月30日土曜日

Honda VFR800X MUGEN が発売される

「VFR800X MUGEN」の車体色はパールフェイドレスホワイト/マットバレットシルバーのコンビネーション1色のみ

株式会社M-TECは、昨年のミラノショーでデビューし、今年の春から欧州市場に投入された人気のクロスオーバーモデルCrossrunnerを輸入し、専用の「無限」パーツを装着し「VFR800X MUGEN」として発売することを発表した。
Crossrunnerは、V4ならではの扱いやすいエンジン特性や、高い燃費性能が好評のモデルで、アップライトなポジションが創り出す軽快なハンドリングや快適性、オールラウンドな走りを想像させる個性的なデザインが特長のモデル。「VFR800X MUGEN」は、個性をそのままに専用の「無限スリップオンエキゾーストシステム」を装着して小気味よい排気音とスポーティーな乗車感を付加。また、「無限デカール」を貼付することでよりスポーティーなイメージに仕上げられている。
この「VFR800X MUGEN」は、8月25日(木)より、全国の無限テクニカルショップからの発売となる。メーカー希望小売価格は¥1,291,500(消費税込)なお、この価格には登録に伴う諸費用は含まれていない。

ストレート構造で軽量、スリムさと、小気味よい排気音が特長の「無限スリップオンエキゾーストシステム」

フロントマスクをより個性的に見せる「無限デカール」が貼付されている

2011年7月25日月曜日

ストーナー、ラグナセカでシーズン最多の5勝目を挙げる

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ベストな状況でないにも関わらずラグナセカのタフなレースを制したストーナー。今季最も乗れている

HondaにカムバックしたC.ストーナー(Repsol Honda Team)は、7月24日、今シーズンの前半戦を締めくくる第8戦アメリカGPで、4シーズンぶりのシーズン5勝目をマークすることに成功した。
ここでのストーナーは、金曜と土曜のセッションで思うようにセッティングが決まらず苦悩していた。しかし、決勝当日のウオームアップで好ましい状態を見つけることに成功し、決勝では周囲の走りを冷静に見て、後半にペースを上げるという完璧なレース展開で勝利を掴み取った。
2位には、ストーナーの最大のライバルで、ポールポジションからスタートし、ストーナー、D.ペドロサ(Repsol Honda Team)を交えた大接戦に終盤敗れたJ.ロレンソ(Yamaha Factory Racing Team)。まだ怪我から完全に立ち直っていないながらも中盤までは2番手を走っていたペドロサは体力を消耗してしまい3位となった。
予選5番手から上位陣を追ったマルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)は、レース序盤で転倒リタイア。予選14番手から決勝に挑んだ青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、オープニングラップの混戦の中で16番手に順位を落とすが、その後、着実のポジションを上げ10位でフィニッシュした。
今回の勝利により、シーズン前半戦のレースを優勝で締めくくったストーナーは、ライダーランキングでも2番手のロレンソとのポイント差を20に広げることに成功し、同時に、コンストラクターランキングでも7戦中5勝を挙げているHondaの独走体制堅固にすることに貢献した。

2011年7月18日月曜日

D.ペドロサ、ドイツGPで今季2勝めを挙げる

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第8戦で復帰したD.ペドロサがこの第9戦で早くもトップに返り咲き、2年連続でドイツGPを制した

7月17日、ドイツ・ザクセンリンクで行われた、ロードレース世界選手権第9戦ドイツGPのMotoGPクラスでダニ・ペドロサ(Repsol Honda Team)が優勝。第4戦フランスGPの決勝で右鎖骨を骨折して以来の彼本来の走りを見せ、今季2勝目を挙げた。
決勝レースでは、PPのC.ストーナー(Repsol Honda Team)、予選2番手のペドロサ、3番手のJ.ロレンソ(Yamaha Factory Racing Team)のフロントローからスタートした3選手の熾烈なトップ争いが展開され、一時的に4番手までポジションを落としながらも、終盤に首位に立ったペドロサが徐々にリードを広げて優勝。
トップのペドロサの後方では、今季6回目のPPを獲得した好調のストーナーと、ポイント争いを展開中のロレンソの激しい2番手争いが繰り広げられ、最終ラップの最終コーナーでロレンソがストーナーをかわして2位を獲得。ストーナーは3位となったがポイントスタンディングのトップをキープすることに成功した。
予選15番手から決勝に挑んだ青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、そこからポジションアップを狙ったが、後半はタイヤの消耗によりペースを上げられず厳しいレースを強いられ15位も終わる。