2011年5月24日火曜日

WGP参戦50周年記念カラーのYZR-M1、TMAXも

今年、ロードレース世界選手権(WGP)参戦50周年を迎えるヤマハは、これを記念した様々なイベントを予定しており、その一環として「ヤマハ・ファクトリー/レーシング」では、6月25日のオランダGP(アッセン)と、7月24日のアメリカGP(ラグナセカ)で、スペシャルカラーリングを施した「YZR-M1 WGP参戦50周年記念カラー」を走らせる。
赤と白を基調にした独特のカラーリングは、「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」の伝統的なカラーリングにモダンテイストを織り込んだもので、50年に渡りヤマハのファクトリーマシンに受け継がれるDNAを表現しており、この2戦ではロレンソとスピースはもちろん、チームスタッフのウエア、ピットボックスもこのカラーで統一されるとのこと。
なお、参戦50周年を記念した公式サイト( http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/wgp-50th/ )では、ヤマハのレース活動の歴史、その詳細データを網羅。シーズン中の定期更新もあり、キーパーソンのメッセージやインタビューがコラムや動画で紹介されている。
また、7月29日より、MotoGPマシンの「YZR-M1 WGP参戦50周年記念カラー」と同様のスピードブロックグラフィック外装、記念エンブレムなどを施した限定モデルの「XP500 TMAX WGP50th Anniversary Edition」を発売する。この特別仕様のTMAXの受注期間は2011年5月26日〜8月31日までとされている。
メーカー希望小売価格は¥976,500(消費税込み)スポンサーステッカーの同梱もあり手軽にドレスアップも行える

2011年5月17日火曜日

HRC チャリティーTシャツを発売

HRC・(株)ホンダ・レーシングから、東日本大震災支援を目的とした「HRCチャリティーTシャツ」が販売された。
同社はこのTシャツの販売で得た収益の全額を、義援金として日本赤十字社を通して被災された方々に寄付するとのこと。
今回、販売する「HRCチャリティーTシャツ」は、MotoGPで活躍するレプソルホンダチーム所属の3ライダーのイラストを施したもので、背面には「がんばろう日本!」の文字とHRCロゴが配置されている。
価格は1枚2,310円(税込み)で、全国の賛同を得たHRCサービスショップをはじめ、Honda二輪車正規取り扱い店やHondaのWEBサイトで5月16日(月)より販売中。
HRCならではの、こうした形の被災地支援も大いにありだと思う。
詳細は、HRCのホームページでも確認できる。
URLはhttp://www.honda.co.jp/HRC/news/topics/20110425/ 

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2011年5月16日月曜日

ストーナー、ドヴィツィオーゾのHonda勢が1、2フィニッシュ

チームの牽引役となってきたC.ストーナー。ポイントスタンディングでも2番手に浮上した

5月15日、フランス、ル・マン・サーキットで行われたロードレース世界選手権第4戦フランスGP、MotoGPクラス決勝で、今季3回目のポールポジションからスタートしたC.ストーナー(Repsol Honda Team)は、2周目にトップに立つとそのままゴールまで首位を守りきって今季2勝目を挙げた。
2位には、予選3番手でのフロントローからスタートし、J.ロレンソ(Yamaha Factory Racing)、V.ロッシ(Ducati MotoGP Team)とのポジション争いを制したA.ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が入り、Repsol Honda Teamの1.2フィニッシュとなった。
また、青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、予選12番手からスタートし、レース序盤はペースを上げられずに苦戦するが、8位でゴールした。
なお、D.ペドロサは、予選4番手から好スタートし、ストーナーとトップグループを形成したが、中盤、シモンチェリと接触して転倒リタイアに終わり、右鎖骨を骨折してしまった。

ロレンソ、ロッシを従えてレースを展開し2位に入賞したA.ドヴィツィオーゾ#4

2011年5月2日月曜日

D.ペドロサ、ポルトガルで今季初優勝

リハビリ中でレース中には痛みと痙攣に襲われる状態だったというハンディを乗り越えて優勝したD.ペドロサ

5月1日、リスボン近郊のポルトガル、エストリル・サーキットで行われたMotoGPの第3戦ポルトガルGPで、D.ペドロサ(Repsol Honda Team)はシーズン1勝目を挙げた。
ペドロサは、予選3番手からスタートし、序盤からトップに立ったJ.ロレンソ(Yamaha Factory Racing)をマークし続け、ラスト4周となった25周目の1コーナートップで浮上すると一気にペースアップ。約3秒のリードを築いてトップでチェッカーを受けた。
前回のスペインGP終了後に、昨年負傷した左鎖骨のプレートを取り除く手術を受けたペドロサは、リハビリを続けてきたが完全ではない状態ながらの今季初優勝であった。同時にHondaとしては2006年以来のポルトガルGP制覇であり、ポイントスタンディングでもトップのロレンソとの差を4点とすることに成功した。
2位となったロレンソ次いでの3位は、フリー走行、予選ともマシンのセットアップに苦しみながらも予選4番手からレースに臨んだC.ストーナー(Repsol Honda Team)。4位には予選6番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)とHondaワークス勢が続き、青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は7位でレースを終えている。

C.クラッチロー(ヤマハ)、Bスピーズ(ヤマハ)、N.ヘイデン(ドゥカティ)とし烈な7位争いを繰り広げた青山博一