2009年10月28日水曜日

ロッシ、MotoGPクラスを連覇!

2009102602_005'.jpg 
「フィアット・ヤマハ・チーム」のV・ロッシが、世界選手権ロードレース・マレーシアGPで2年連続のチャンピオンを決めた。同時に、1996年からの世界選手権でのキャリアで通算9回目のタイトルを獲得したことになる。 

第15戦目にあたるこのマレーシアGPでは、ロッシがポールポジションを獲得したが、雨でスタートが遅れた決勝レースで、スタート直後の第1コーナーで大きく膨らみポジションダウン。ウェットコンディションの中、10番手からの追い上げとなった。しかし、レース序盤で4番手に浮上、前を行くライダーの転倒により、労せずして3番手になり、その後は、乾いてゆく路面をウェットタイヤで慎重に走り、3位でフィニッシュした。 

今シーズンは、他メーカーのライダー達に加え、チームメイトのJ・ロレンソが最大のライバルとなりタイトル争いを展開してきたが、最終戦を待たずしてロッシがチャンピオンに輝いた。

2009年10月21日水曜日

ホンダ「VT1300CX」と750ccクラスの「シャドウ」2機種を新発売。

VT1300CX-1.jpg


HONDAは11月9日より、1300ccの水冷・4ストローク・Vツインエンジンを搭載した、独創的なスタイリングのアメリカンタイプの大型クルーザーモデル「VT1300CX」を発売する。 
同時に、750ccクラスのクルーザーモデルに、シャドウ・ファントムを加え、シャドウ<750>にABSモデルを追加する。

「VT1300CX」は、2009年4月より北米で販売され、その細く長い個性的なデザインと軽快な乗り心地で好評を得ているもの。
ステアリングヘッドパイプ位置を高く配置し長いフロントフォークを採用してフロントタイヤを前方に位置させ、エンジンまでの空間を生み出す「ハイネックスタイル」と言われるデザインを特長とし、さらにスリムなフロント周りから、細身の燃料タンクや低く長い車体を経て、200/50/18のワイドタイヤとボリューミーなリヤフェンダーへと続くボディーに、光沢を押さえたメタリックカラーを施し、一方でクロームメッキパーツを多用したエンジン周りを引き立たせる手法で個性を演出している。 

1300ccの大排気量エンジンは、2,750rpmで103N・mを発生。低速域での力強いトルクが特長で、52°の狭角Vツインならではのパルスにこだわったとされる。独自の電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)の採用で国内排出ガス規制をクリアしながら様々な走行状況において優れたスロットルレスポンを実現したとされる。 

駆動系にも特長があり、メンテナンスフリーで耐久性や静粛性に優れたシャフトドライブを採用。世界初といわれるフローティング・ファイナルギアの採用、また、クランクケース後端部にスイングアームピボットを設け振動を吸収させている。 
また、680mmの低いシート高と、輸出モデルからステップ位置やハンドルバーの変更により、国内専用ライディングポジションとし、優れた足着き性と取り回しの向上を図り、余裕のある走行を楽しめるものとしている。
タイプ設定は、前・後輪連動ブレーキシステムにABSを組み合わせたコンバインドABSを搭載したVT1300CX<ABS>とスタンダードタイプの2タイプがラインアップされている。 

*メーカー希望小売価格:VT1300CX       1,354,500円(消費税込み) 
            VT1300CX<ABS>  1,428,000円(消費税込み)

 

SF-2.jpg
「シャドウ ファントム<750>」 
750ccクラスのクルーザーモデルに新たにマッシブなスタイリングの「シャドウ ファントム<750>」が加わり、11月9日(月)より発売される。 

特長あるロー&ロングボディは、ティアドロップ形状の燃料タンクとスリムなダブルシート、ショートタイプの前・後フェンダー、また前・後のホイールや太く逞しいデザインのサスペンションを採用し、さらに全身にブラック塗装が施されてワイルドで力強いイメージに仕上げられている。 
水冷・4ストローク・V型2気筒750ccのエンジンは、ホンダ独自の電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)の採用によりによりスムーズで扱い易く、足着き性に優れた650mmの低いシート、ショートタイプのハンドルバーなどの採用で、市街地における取り回しの良さとスポーティーな走りの両立も特長とされている。 

*メーカー希望小売価格:シャドウ ファントム<750>829,500円(消費税込み)




SABS-2.jpg
「シャドウ<750>」にABS仕様をタイプ追加。 
大型クルーザーモデル「シャドウ<750>」にABS搭載モデルが新たに加わるとともに、カラーリング変更が行われ11月9日(月)に発売される。
このABS搭載車は、リアブレーキペダルの操作により、前・後輪に制動力を適切に配分するコンバインドブレーキシステムと、ABSを組み合わせたコンバインドABSで、簡単な操作で最適な制動性能とブレーキング時の安心感が高められるもの。 
このブレーキシステムの搭載にともない、シャドウ<750>ABSでは、リアブレーキが従来のドラムからディスクに変更された。
また、車体色は、新色のパールコスミックブラックをスタンダードとABS搭載車の両タイプに採用し、スタンダードタイプには、パールサンビームホワイトも継続された。 

*メーカ−希望小売価格 :シャドウ<750>    882,000円(消費税込み) 
            シャドウ<750>ABS  955,500円〔消費税込み〕

2009年10月7日水曜日

ホンダ「スーパーカブ110プロ」を発売へ。

mc0910001L_3.jpg
本年6月に発売された「スーパーカブ110」に新しいバージョンが追加される。
10月16日(金)に発売されるビジネスタイプの「スーパーカブ 110プロ」がそれである。
新聞配達や宅配用途に対応できる、積載性と経済性、車体の取り回しに優れた車体サイズとしてビジネスモデルとされたこのモデルは、スーパーカブ110をベースに、前後、14インチの小径タイヤを採用して取り回しの向上を図り、前後に装備された大型キャリアに合わせてフロント、リヤとも専用のサスペンションを装備していることが特長。車重の増加に合わせて2次減速も変更されている。
配達業務等の実用だけでなく、ショッピング、アウトドアレジャーにも適した仕様とされているが車体色が1色なのがやや残念なところ。
車両価格は、装備の充実分が約40,000円上乗せされた289,800円(メーカー希望小売価格・諸費税込み)。
新世代のカブとして登場したスーパーカブ110以来、低燃費、環境性能と走行性能の両立を狙ったこの排気量クラスを、ホンダは明らかに今後のコミューターの一ジャンルとしての確立を意識している様子である。
(モリ ヒサシ)

2009年10月6日火曜日

青山博一、来期MotoGPに参戦。

10月4日、ポルトガル・リスボン郊外のエストリル・サーキットで開催されたポルトガルGPを4位でフィニッシュした、目下、最後の250ccチャンピオンに最も近い男、青山博一が来期、最高峰のMotoGPクラスへの進出を決めた。
所属するパドック・グランプリ・チーム・マネージメントが同クラスにステップアップすることに伴い、エースの青山にも白羽の矢が立ったもの。
これで、来年もMotoGPから目が離せない。

 (矢沢 新)