2010年12月17日金曜日

Honda「EV-neo」リース販売開始

フロントに5kg、シート下のトランクに5kg、リアデッキに20kg、計30kg(原付一種の法定最大積載量)の積載が可能。低回転から力強いトルクを発生するパワーユニットで30kg積載時に傾斜12°の坂道での発進が可能。一充電での走行距離は34km(30km/h定地走行テスト値)。


Hondaは、12月24日(金)から、電動二輪車である「EV-neo(イーブイ・ネオ)」のリース販売を開始する。


「EV-neo」は、重量物の運搬や配送業務などのビジネス用途向けに開発され、「クリーン」「静か」と「力強さ」を両立させた原付一種(第一種原動機付自転車)の電動二輪車。


走行時にCO2を一切排出しない「クリーン」で「静か」な電動ならではの優れた環境性能に加え、低回転からトルクのあるモーターの特性を活かし、荷物積載時でも力強い発進性能と登坂性能を実現したとされる。


インサイトの技術などを応用した自社製のモーターとリチウムイオン電池を採用し、業務の合間に充電が完了できるよう、約30分でフル充電(気温25℃環境下)が可能な新開発の専用急速充電器との組み合わせにより、様々なビジネスの現場で幅広く使える本格的な電動二輪車として開発されている。


車体は、荷物を積みやすい広くフラットなリアデッキや、乗り降りしやすいフラットなフロアなど配達などの業務における使い勝手も考慮され、「EV-neo」ベースに新聞などの配達に便利な大型リアキャリアと、フロントバスケットの装着に便利なブラケットを標準装備して積載性を高めた「EV-neo PRO」も同時販売される。


また、2011年3月まで複数の協力企業に走行データ収集などのモニタリングを行うための車両約100台を納車。一般の企業や個人事業主に対するリース販売は2011年4月からの予定とし、モニタリングの各種データは、今年10月より実施している10台の試作車によるテスト運用データとあわせ、今後の電動二輪車の開発に活用する予定。


なお、時速約28km/h以下での走行時に、歩行者などに車両の接近を知らせる「接近通報装置」が新たにオプションで設定されている。国内での年間販売台数は1000台とされる。


大型リアキャリア、フロントバスケットの装着用ブラケットを標準装備する積「EV-neo PRO


メーカー希望小売価格
EV-neo
車両本体 :¥454,650(消費税込み)
車両本体(普通充電器付):¥494,550(消費税込み)
車両本体(急速充電器付):¥574,350(消費税込み)
EV-neo
PRO
車両本体:¥459,900(消費税込み)
車両本体(普通充電器付):¥499,800(消費税込み)
車両本体(急速充電器付):¥579,600(消費税込み)
オプション(別売)
普通充電器:¥39,900(消費税込み)
急速充電器:¥119,700(消費税込み)
接近通報装置:¥19,950(消費税込み)


Honda EV-neo(主要諸元)
通称名:EV-neo
車名・型式:ホンダ・ZAD-AF71
全長×全幅×全高(m):1.830<1.875>×0.695×1.065
軸距(m):1.250
最低地上高(m):0.120
シート高(m):0.756
車両重量(kg):106 <110>
乗車定員(人):1
最小回転半径(m):1.7
原動機形式・種類:AF71M・交流同期電動機
定格出力(kW):0.58
最高出力(kW[PS]/rpm):2.8[3.8]/5,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):11
11/2,000
一充電走行距離(km):34(30km/h定地走行テスト値)
メインバッテリー種類:リチウムイオン電池
メインバッテリー電圧/容量:72V/12.6Ah(1HR)
バッテリー充電電源 普通充電器:AC100V・単相
          急速充電器:AC200V・単相
クラッチ形式:乾式多版シュー式
キャスター(度)/トレール(mm):26°30′/74
タイヤサイズ:(前)90/90-12 44J
(後)100/80-12 56J
ブレーキ形式:(前)機械式リーディング・トレーリング
         (後)機械式リーディング・トレーリング
懸架方式:(前)テレスコピック式
       (後)ユニットスイング式
フレーム形式:アンダーボーン

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