2011年6月8日水曜日

速報! Honda NSF250R 発表

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RC30をイメージした車体のカラーリングおよびステッカーは撮影用。市販車の車体色は全てホワイトとなる。メーカー希望小売価格は1,749,510円(消費税抜込み・本体価格)

6月8日、Honda青山ビル1階にて「HRC市販レースマシンNSF250R発表会」が行われた。かねてより、様々な形で話題になっていたHRCからの久々の市販レーシングマシンNSF250Rの詳細がようやく明らかになったわけである。
既に海外での発表もあり、その概要はわかり始めていたとは言え、国内での発表会では、さらに詳細が明らかになり、加えて、今後の国内でのレース展開等も発表された。さらに、来シーズンからワンメークレースが展開されるCBR250Rのレース仕様車の参考出品も行われていた。
さて、NSF250Rは、2012年から開催されるFIMロードレース世界選手権のMoto3クラスとMFJ全日本ロードレース選手権のJ-GP3クラス用に新開発されたマシンで、本年12月よりの発売となる。
NSF250Rは、「Next Racing Standard」を開発コンセプトに、RS125Rで培ったレーシングテクノロジーを活かしながら、優れたコントロール性と高い戦闘能力を高次元で実現したマシンで、エンジンは、Moto3用に新設計した軽量・コンパクトで高出力を発揮する水冷・4ストローク・DOHC単気筒249ccを採用。高出力と優れたレスポンスを実現するために、充填効率の良い前方吸気、後方排気、さらにマスの集中を図るためにシリンダーを後方に15度傾斜させたレイアウトが採用されている。
また、高回転域まで高い出力を発揮させるために、低フリクションに寄与するチタンバルブを吸・排気に採用。さらに、シリンダー軸のオフセット、シリンダー表面処理にニッケル・シリコンカーバイド(Ni-SiC)を施すことでピストンとシリンダー間のフリクション低減と耐久性の向上を両立させている。クロスタイプの6速ミッションは、様々なサーキットでギアレシオ交換の容易なカセットタイプとされている。
フレームは、RS125Rのコンパクトさを継承しつつ、剛性バランスと形状の見直しを行い、RS125Rと同等以上のコーナリング自由度と軽快性を確保。前・後サスペンションは、RS125Rと基本構造を同一としながら、NSF250R専用のセッティングを施して、操縦安定性に優れた仕様とされる。
カウリングは、RS125Rと同等の空力性能を実現するとともに、アンダーカウルには冷却ダクトを設け、エンジンの冷却性能を高める構造としています。

NSF250Rは、Moto3のレギュレーションに適合する新世代のロードレースマシンとして、ロードレースユーザーの期待に応えるとともに、モータースポーツの活性化に向けた底辺拡大の狙いも担うとされる。
そのため、これまでのRS125ユーザーには朗報となるホイール等の共通化、エンジンも耐久性に優れレースコストの低減も行え、また、走行燃費もRS125の2倍近いとも言われている。
国内でのレースデビューは、7月2日、3日に開催される全日本ロードレース第3戦の予定で、7Cwithハルク・プロとF.C.C.TSR Hondaの2つのチームに貸与されたプロトタイプとされる。

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エンジンは前方吸気、後方排気の249.3cc。最高出力は35.5Kw/13,000rpm。軽量、コンパクト、高出力、高効率を目指して最新の技術が注がれている

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来シーズンの展開が予定されているCBR250Rワンメークレース仕様車も参考出品されていた

NSF250R主要諸元:
型式:MR03全長×全幅×全高(m):1.809×0.560×1.037軸距(m):1.219 最低地上高(m):0.107 シート高(m):0.729キャスター角(度):22°36′車両重量(kg):84燃料タンク容量(L): 11エンジン型式:水冷4ストロークDOHC 4バルブ単気筒総排気量(cm3):249.3内径×行程(mm):78.0×52.2最高出力(Kw/rpm):35.5/13,000最大トルク(N・m/rpm):28.0/10,500オイル容量(L・エンジン/トランスミッション):1.27/0.55変速機形式:常時噛合式変速機形式:常時噛合式変速比:1速1.875/2速1.524/3速1.304/4速1.167/5速1.077/6速 1.000減速比(1次/2次):2.952/2.333デバイス(吸気):IACV燃料供給形式:PGM-FI点火形式:フル・トランジスタクラッチ形式:湿式多板潤滑方式:セミドライサンプタイヤサイズ:(前) 90/580R17(後)120/600R17ブレーキ形式:(前)油圧式シングルディスク296mm       (後)油圧式シングルディスク186mm懸架方式:(前)倒立テレスコピック式(後)プロリンクフレーム形式:アルミツインチューブ

2011年6月6日月曜日

C.ストーナー、カタルニアGPで圧勝

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今、最も乗れているC.ストーナーと今季は高いポテンシャルを発揮しているRC212V

6月5日、スペイン・バルセロナ近郊のカタルニア・サーキットで開催された世界ロードレース世界選手権第5戦、カタルニアGPでは、予選2番手からスタートしたケーシー・ストーナー(Repsol Honda Team)が、2周目にトップに立つとそのまま25周のレースで圧勝。フランスGPからの2連勝と今季3勝目を挙げた。
決勝当日は、朝方までの雨の影響でウォームアップはウェットコンディションで行われ、決勝はドライコンディションとなり、さらにはレース終盤には小雨が降り出すという難しい状況だったが、ストーナーはハードタイヤを選択しながらも危なげない走りで勝利を飾り、好調のHonda勢にあってさらなる強さをアピールした。
一方、キャリア初のポールポジションを獲得したマルコ・シモンチェリ(Team San Carlo Honda Gresini)は、スタートに失敗しオープニングラップの7番手から6番手までは浮上したが、それ以上はポジションを上げられず、6位でフィニッシュ。
また、青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、タイヤのパフォーマンスを引き出せず予選12番手からのレースに臨んだが、スタートに失敗して最下位からの厳しいレースを強いられると3周目に他車に追突、転倒リタイヤに終わった。

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2シーズン目のMotoGPクラスで確実に実力を付けているM.シモンチェリ。注目の一人である

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A.クリビーレによるNSF250Rのデモンストレーション走行

2011年6月3日金曜日

Honda NSF250R スペインで発表

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ようやく公開されたHRCからの市販Moto3用マシンNSF250R。新たな世代のライダー達の創造主となることに期待したい

6月2日、HRCはカタルニアGPを控えたスペイン・カタルニアで、これまでの2ストローク125ccマシンで戦われていたGP125に代わり、2012年からの開催となるMoto3クラス用の市販マシン、NSF250Rを発表した。すでに、同社のWebサイトでその存在は明らかにされてきたが、完成車が公開されるのは世界初となる。
1949年から開催されているロードレース世界選手権の歴史の中で、唯一現在まで続けられてきた125ccクラスだが、来るシーズンからは新設のMoto3クラスに変更される。いち早くそのクラスへの投入が明らかになったのがこのNSF250Rである。
このクラスのマシンレギュレーションでは、エンジンは4ストローク250cc単気筒とされ、81mmの最大ボア径と14,000rpmの最高回転数の制限が謳われており、NSF250Rのスペックもその範囲に収められている。
因みに席上、明らかになった概要では、エンジンは13,000rpmで35,5kw(約48.2PS)を発生し、車両重量は84Kg。燃料タンク容量は11Lとのこと。125ccマシンとほとんど変わらない車体サイズにこのエンジン性能故にその走りも期待できそうである。
また、このMoto3クラスでは、あくまでレースコンディションのイコール化を進めるべく、エンジンサプライヤーは1基あたり12,000ユーロ以下での販売と、1シーズンあたり最低15人のライダーへの同一スペックのエンジン供給が義務付けられ、特定のライダーにエンジンの改良を施すことは認められていない。
因みにHRCの専用ページは http://www.honda.co.jp/HRC/NRS/ 。なお、国内での発表会は、6月8日の午後2時から行われ、その様子はリアルタイムでUstream( http://www.ustream.tv/channel/welcomeplaza-110608 )中継される。

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5日のカタルニアGPでデモ走行を行うA.クリビーレを中心にマシンを囲んだ中本(HRC副社長)、倉吉(開発担当者)両氏

2011年5月24日火曜日

WGP参戦50周年記念カラーのYZR-M1、TMAXも

今年、ロードレース世界選手権(WGP)参戦50周年を迎えるヤマハは、これを記念した様々なイベントを予定しており、その一環として「ヤマハ・ファクトリー/レーシング」では、6月25日のオランダGP(アッセン)と、7月24日のアメリカGP(ラグナセカ)で、スペシャルカラーリングを施した「YZR-M1 WGP参戦50周年記念カラー」を走らせる。
赤と白を基調にした独特のカラーリングは、「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」の伝統的なカラーリングにモダンテイストを織り込んだもので、50年に渡りヤマハのファクトリーマシンに受け継がれるDNAを表現しており、この2戦ではロレンソとスピースはもちろん、チームスタッフのウエア、ピットボックスもこのカラーで統一されるとのこと。
なお、参戦50周年を記念した公式サイト( http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/wgp-50th/ )では、ヤマハのレース活動の歴史、その詳細データを網羅。シーズン中の定期更新もあり、キーパーソンのメッセージやインタビューがコラムや動画で紹介されている。
また、7月29日より、MotoGPマシンの「YZR-M1 WGP参戦50周年記念カラー」と同様のスピードブロックグラフィック外装、記念エンブレムなどを施した限定モデルの「XP500 TMAX WGP50th Anniversary Edition」を発売する。この特別仕様のTMAXの受注期間は2011年5月26日〜8月31日までとされている。
メーカー希望小売価格は¥976,500(消費税込み)スポンサーステッカーの同梱もあり手軽にドレスアップも行える

2011年5月17日火曜日

HRC チャリティーTシャツを発売

HRC・(株)ホンダ・レーシングから、東日本大震災支援を目的とした「HRCチャリティーTシャツ」が販売された。
同社はこのTシャツの販売で得た収益の全額を、義援金として日本赤十字社を通して被災された方々に寄付するとのこと。
今回、販売する「HRCチャリティーTシャツ」は、MotoGPで活躍するレプソルホンダチーム所属の3ライダーのイラストを施したもので、背面には「がんばろう日本!」の文字とHRCロゴが配置されている。
価格は1枚2,310円(税込み)で、全国の賛同を得たHRCサービスショップをはじめ、Honda二輪車正規取り扱い店やHondaのWEBサイトで5月16日(月)より販売中。
HRCならではの、こうした形の被災地支援も大いにありだと思う。
詳細は、HRCのホームページでも確認できる。
URLはhttp://www.honda.co.jp/HRC/news/topics/20110425/ 

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2011年5月16日月曜日

ストーナー、ドヴィツィオーゾのHonda勢が1、2フィニッシュ

チームの牽引役となってきたC.ストーナー。ポイントスタンディングでも2番手に浮上した

5月15日、フランス、ル・マン・サーキットで行われたロードレース世界選手権第4戦フランスGP、MotoGPクラス決勝で、今季3回目のポールポジションからスタートしたC.ストーナー(Repsol Honda Team)は、2周目にトップに立つとそのままゴールまで首位を守りきって今季2勝目を挙げた。
2位には、予選3番手でのフロントローからスタートし、J.ロレンソ(Yamaha Factory Racing)、V.ロッシ(Ducati MotoGP Team)とのポジション争いを制したA.ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)が入り、Repsol Honda Teamの1.2フィニッシュとなった。
また、青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は、予選12番手からスタートし、レース序盤はペースを上げられずに苦戦するが、8位でゴールした。
なお、D.ペドロサは、予選4番手から好スタートし、ストーナーとトップグループを形成したが、中盤、シモンチェリと接触して転倒リタイアに終わり、右鎖骨を骨折してしまった。

ロレンソ、ロッシを従えてレースを展開し2位に入賞したA.ドヴィツィオーゾ#4

2011年5月2日月曜日

D.ペドロサ、ポルトガルで今季初優勝

リハビリ中でレース中には痛みと痙攣に襲われる状態だったというハンディを乗り越えて優勝したD.ペドロサ

5月1日、リスボン近郊のポルトガル、エストリル・サーキットで行われたMotoGPの第3戦ポルトガルGPで、D.ペドロサ(Repsol Honda Team)はシーズン1勝目を挙げた。
ペドロサは、予選3番手からスタートし、序盤からトップに立ったJ.ロレンソ(Yamaha Factory Racing)をマークし続け、ラスト4周となった25周目の1コーナートップで浮上すると一気にペースアップ。約3秒のリードを築いてトップでチェッカーを受けた。
前回のスペインGP終了後に、昨年負傷した左鎖骨のプレートを取り除く手術を受けたペドロサは、リハビリを続けてきたが完全ではない状態ながらの今季初優勝であった。同時にHondaとしては2006年以来のポルトガルGP制覇であり、ポイントスタンディングでもトップのロレンソとの差を4点とすることに成功した。
2位となったロレンソ次いでの3位は、フリー走行、予選ともマシンのセットアップに苦しみながらも予選4番手からレースに臨んだC.ストーナー(Repsol Honda Team)。4位には予選6番手のアンドレア・ドヴィツィオーゾ(Repsol Honda Team)とHondaワークス勢が続き、青山博一(Team San Carlo Honda Gresini)は7位でレースを終えている。

C.クラッチロー(ヤマハ)、Bスピーズ(ヤマハ)、N.ヘイデン(ドゥカティ)とし烈な7位争いを繰り広げた青山博一