2010年4月9日金曜日

2009年度の2輪市場動向について。

一般社団法人日本自動車工業界から、2009年度に実施した2輪車市場動向調査の結果が発表された。 

この調査は2年に一度、新車購入ユーザーを対象にしたアンケート調査として行われ、2輪市場の変化を捉えることを目的とされ、今回は、5,575サンプルからの回答があり、新車購入ユーザー調査に加えて2つのトピック調査が行われた。 

その結果、新車購入ユーザーは、男女とも「10代」「20代」が減少し、とりわけ「20代・女性」の構成比が前回の'07年に比べて半減、一方、「50代以上」が増加傾向にあるとのこと。また、調査対象の平均年齢が47.4歳と今回も高齢化が確実に進んでいる様子が明らかとなった。なお、購入者は代替えが中心で、前回よりも2ポイント増加の57%となり、新規購入は依然減少傾向にあるとのこと。 

また、高速道路のタンデム走行経験者は前回の19%から22%へと微増。今後の継続乗車は前回の89%から92%にやはり微増となり、2輪に一度乗った人はなかなか降りないという嬉しいデータも現れた。  

トピック調査は、2輪車に関する意識調査と販売店に関する調査が実施され、意識調査では、新規購入ユーザーの購入動機は「燃費のよさ」「維持費の安さ」「移動時間の短縮」といった経済性と実用性重視の傾向が強く現れた。一方、保有経験の無い人においては「交通渋滞に巻き込まれずにすむ」点に魅力を感じている人が多いが、対照的に「どの特性も購入意欲をかきたてない」との回答比率も大きいという厳しい結果も現れた。 

ユーザー、ノンユーザーに関わらず全体の6割は、"二輪は環境性が優れている"とし、全体の2割から"より環境性の高い2輪車が開発されれば、買い替え・購入を検討する"との回答も得られている。さらに、東京都(特に23区西部)および大阪市などの人口集中地域を中心に、相変わらず2輪の駐車で困っている実態も浮き彫りにされた。 

販売店に関する調査では、ユーザーからは「信頼できる雰囲気」「分かりやすい説明」「整備内容の説明」「価格・諸経費の明確な表示」「試乗が可能」「商品を見るのに十分なスペース」「展示2輪車の品揃え」「アクセサリー・用品の品揃え」を重視するとの回答が見られ、一方、販売店も同様の項目を重視していることも確認されたが、ユーザー満足度との間に差が生じていることがわかったとされる。 

今回の調査から見えた動向は、既に多くのユーザーや関係者が実感している状況であり、本年度になって発表や市場に投入されたニューモデルの多くは、そうした意味では市場動向から外れたものではないという現状である。

だが、経済性や実用性重視だけではなく、言うまでもなく、一方で先進性、趣味性を求める向きも2輪という商品の特性上かなり存在することも事実であり、誰が見ても抜群に格好良く高性能で魅力的な商品の登場を強く願わずにはいられない。そこに、例えば高燃費性能も含まれていたら言うこと無しなのだが。さらに、今後は、隔年とは言わず毎年でも、より広範囲で詳細にこの調査が行われることにも期待したい。
 

 <モリ ヒサシ>

2010年4月5日月曜日

2010年全日本選手権開幕。JSB1000は高橋巧が優勝。


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全日本ロードレース選手権第1戦筑波・JSB1000を制した高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)


3月の全日本トライアルに続き、4月4日、名阪スポーツランドで全日本モトクロス、そしてこの筑波での全日本ロードレースが開催され、今年のレースシーズンがいよいよ本格的に開幕した。 

筑波サーキットで第1戦を迎えた全日本ロードレース選手権は、今シーズンから最高峰のJSB1000クラスに、ST600の昇格、あるいは世界選手権Moto2クラスへのステップアップに繋がるとされるJ-GP2の新クラスが混走となるなどの話題もあり、18,000人を超えるファンが見守る中での開催となった。 

春とは思えない寒さの中、ポールポジションの亀谷長純(ホンダ)から7番手までが1秒以内に並ぶ筑波らしい予選結果からの決勝レースでは、セカンドポジションから好スタートを切った高橋巧(ホンダ)がレースをリード。2番手に付けた亀谷長純と他を圧したハイペースで接近戦とラップを重ね、3番手以下を大きく引き離してゴール。シーズン1勝目を挙げる。このクラスの2年連続チャンピオンの中須賀克行(ヤマハ)は、スタートでのミスを挽回できずに3位に終わった。 

また、注目のJ-GP2クラスでは、予選でクラストップのタイムをマークし、終始安定したレースを展開した小西良輝(ホンダ)が総合11位でチェッカーを受け、クラス優勝を飾った。

<写真提供:本田技研工業株式会社>

2010年3月24日水曜日

Honda DREAM Test Ride Festaで「VFR1200F」を試乗する。

各都道府県のホンダドリーム店でつくる「全国ホンダドリーム会」では、大型スポーツツアラー「VFR1200F」の発売に際し、3月を皮切りに4月25日まで全国10会場で行われるHonda DREAM Test Ride Festaに、同車の試乗車を導入する。
詳しいスケジュール等は、以下よりご確認いただき、是非、この機会に「VFR1200F」を実感して見てはいかがだろうか。

2010年3月19日金曜日

ホンダ、カジュアル・ロードスター「VT750S」を発表。

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Hondaは、同系の水冷4ストローク750ccVツインエンジンを搭載するモデルの中にあって、最もリーズナブルな車両価格を実現した「VT750S」を発表。3月30日(火)より発売する。 

このモデルは、「カジュアル・ロードスター」を開発コンセプトに、より多くのユーザーに大型二輪に親しんでもらうことを目的に開発。力強く、扱いやすい水冷4ストローク750ccVツインエンジンを、スリムでコンパクトなダブルクレードルフレームに搭載。750mmの低いシート高により優れた足着き性を実現し、取り回しの良さと安心感ある車体サイズとしている。また、フロントに19インチ、リヤは16インチのスポークタイプのホイールを採用し安定感ある走りを実現したとされる。 

スタイリングは一つ一つのパーツの質感を高めながら、シンプルでカジュアルなイメージでまとめたとされ、ティアドロップ型の燃料タンク、ブラックが基調のエンジン、デュアルテーパードマフラーなどにより、躍動感と存在感が表現されている。 

このVT750Sの発売により、Hondaは国内モデルの750ccラインナップを、シャドウ、シャドウ・ファントムとの3モデルに充実を図り、幅広いユーザーの嗜好に応えられるとしている。
 

車体色はシャープなイメージのヘビーグレーメタリックと、柔らかなイメージのパールフェイドレスホワイトの2色を設定。メーカー希望小売価格は¥749,700(消費税込み)とされる。

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2010年3月17日水曜日

ホンダ原付二種スクーター「PCX」を発表。

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Hondaは、先進のデザインと、高い環境性能が特長の、125ccスクーター
「PCX」を3月30日(火)の発売に先駆けて発表した。 

この「PCX」は、先頃の第41回東京モーターショーに出品され注目を集めていたが、タイで生産され、昨年11月のタイでの販売を皮切りに、アセアン地域、日本、欧州、アメリカにも販売されるグローバルモデル。 

昨今、経済性と利便性の良さから人気の原付二種市場において、多様化するユーザーニーズに応えるべく、「クラスを超えた質感と先進のスタイリング」「高い動力性能と環境性能の両立」「スクーターに求められる快適さと使い勝手の良さ」をキーワードに、
次世代125ccスクーターとして開発された。 

エンジンは、低フリクション技術を採用した水冷・4ストローク・単気筒125ccで、PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)に加え、一時停止時に自動的にエンジンが停止するアイドリングストップ・システムを125ccクラスでは国内で初めて搭載する等で、同排気量ではトップクラスの53km/L(60km/h定地走行テスト値)の低燃費を達成。 

また、前後に14インチの大径ホイールの採用により、優れた走行安定性とワンランク上の快適性も実現されている。他、Honda独自の前後輪連動ブレーキシステムであるコンビブレーキを標準装備し安定した制動性も備える。 

デザインも先進的なフォルムと、ウインカー一体型デュアルハロゲンヘッドライトの採用で上質感が特長的。さらに、シート下の25L容量の収納スペースとフロントカウル内のグローブボックス等を設ける等で優れた使い勝手も実現している。
 
車体色は、パールヒマラヤズホワイト、キャンディーロージーレッド、アステロイドブラックメタリックの3色が用意され、メーカー希望小売価格は¥299,250(消費税込)。国内・年間販売計画は8,000台とされる。

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2010年3月6日土曜日

ホンダ「VFR1200F」を発表。

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Hondaの先進の大型スポーツツアラー「VFR1200F」が、本日(3月5日)発表された。先の第41回東京モーターショーにも展示され、注目を集めていたこのモデルは、3月18日(木)から発売される。 

今回、発表の「VFR1200F」は6速マニュアル仕様だが、新開発のユニカムバルブトレイン採用のエンジン等、最新技術が注がれる一方で、大柄でグラマラスでエッジのきいたスタイルのボディに、カウル表面からビスやボルトなどが見えない外装と高品位な塗装が特長の極めて個性的かつ斬新な次世代のスポーツツアラーである。

さらに、Honda初となる一体発泡シートは国内専用のローシートの採用により驚く程足着き性が良いなど実用域への配慮も行き届いている。 

このモデルも、発売に先立ち本日から現車が本田技研工業株式会社青山本社1階の「ホンダウェルカムプラザ青山」に展示され、実際に見ることも跨ることも可能である。

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2010年3月2日火曜日

ヤマハ「スーパーテネレ」を発表。

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昨年開催された第41回東京モーターショーのヤマハブースで、オブジェの様に展示されて居たモデルの実車が、「スーパーテネレ/XT1200Z」として5月以降ヨーロッパで発売される。 

ご存じのように"テネレ"は、かつて"パリ・ダカールラリー"の熱い舞台となった西アフリカの"テネレ砂漠"に由来し、ヤマハのビッグオフ−ローダーに受け継がれてきた伝統のネーミング。世界で最も過酷と言われたダカールラリーを牽引し続けたヤマハを代表する名称の一つでもある。 

昨今、ヨーロッパを中心に、こうした"アドベンチャー"モデルと言われるカテゴリーが確立され、長距離ツーリングに適した走行特性とスタイリングや装備を備え、アドベンチャーイメージと旅への憧れを全身にまとった長距離ツアラ−が人気を集めている。

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新たな「スーパーテネレ/XT1200Z」の大きな特長は、新開発の並列2気筒1200ccエンジン。ツインプラグ、2軸1次バランサー、270度クランク採用のエンジンは、慣性トルクを最小限として、扱い易いトルクとトラクションを発生させている。また、シリンダーを26度前傾させて燃料タンク位置にエアクリーナーを配置し優れた吸気効率を実現。さらにショートホイールベース化とマスの集中化を図りながら高い冷却性能を確保するために左側のみにサイドラジエターを配置するなどの試みも行われている。 

加えて、YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を採用したF.I.(フューエルインジェクション)にはトラクションコントロール機能も装備されている。これは、前後輪の車速センサーから後輪の空転状況を検知しECUで演算してYCC-T、点火時期、燃料噴射量を統合制御することで後輪の駆動力を最適化するもの。 

他にも、リニア制御のABSと前後輪連動ブレーキ(Unified Brake System)を採用し、ツーリング時にライダーを支援するシステムと、標準/純正トップケース装着/フラットの使い分けが可能な3WAYキャリアの装備など、ツアラーとしての特性と装備を充実させた1台とされている。 

国内メーカーの国内向けラインナップから、こうしたモデルが消えて久しいが、そろそろライダーの多様化が進み、様々な指向のユーザーが存在する昨今の市場に向け,是非、国内投入して欲しい1台でもある。


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「スーパーテネレ/XT1200Z」欧州仕様主要諸元 :全長×全幅×全高:2.250×980×1,410mm。シート高:Low845/High870mm。軸間距離:1,540mm。車両重量:261Kg。原動機種類:水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ。気筒数配列:並列2気筒。総排気量:1,199cc。内径×行程:98.0×79.5mm。
圧縮比:11.0:1。最高出力:80.9Kw(110PS)/7,250r/min。最大トルク:114.1N・m(11.6kgf・m)/6,000r/min。始動方式:セルフ式。燃料タンク容量:23L。燃料供給:燃料噴射式。タイヤサイズ(前・後):110/80R19M/C59V ・150/70R17M/C69V。